沖縄の名木百選沖縄県の森林緑地課-「緑と花のひろば」を基本にマッピングしました。PICも転載しています。http://www.midorihana-okinawa.jp/?page_id=60沖縄の100を超える樹木をマッピングした。また、簡単な解説と写真をつける。実際に見た樹木は木の形のアイコンに変えていく。本島を始め周辺の離島を網羅している。これ一つをスマートホンに持ち歩けば、木の位置と規模・樹形も確認できる。沖縄の樹木は、これを記録していく中で、その時間の経過をよく観てきたことが判った。本土で、大きな木があるのは神社や寺院・沖縄では御嶽(うたき)拝所に置き換わるんですね。さらには、先の戦禍は計り知れず、、、戦禍を逃れるだけで貴重な樹木となり得ること。周り中が燃え盛り何もなくなったときに残った樹木を手入れする人たちがいたようだ。残り、大きな木に成長することが稀で大変貴重なことであったこと、それだけで見る価値があると思う。日本が降服した後に、「降伏」を知らずに敵から逃れて樹の上で2年間に渡って生活したということ・・・人家にも近いから沖縄の人とも接点がなかった兵隊、そんな人がいて、その樹が残される。樹によって見えてくる「沖縄」がある。ご利用ください。なお、今後は街路樹も加えていきます。#巨木協会_沖縄編


0: 沖縄・比地小玉森の大アカギ
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1: 沖縄・サキシマスオウノキ
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2: 沖縄・夫婦デイゴ
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3: 沖縄・ひんぷんガジュマル
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4: 沖縄・念頭平松
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5: 沖縄・ノロ殿内のデイゴ
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6: 沖縄・ガジュマル
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7: 沖縄・クーガー(ウブガー)のガジュマル
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8: 沖縄・ガジュマル
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9: 沖縄・上殿(イードン)のガジュマル
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10: 沖縄・上殿(イードン)のデイゴ
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11: 沖縄・アシビナーのガジュマル
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12: 沖縄・ウスクガジュマル
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13: 沖縄・ガジュマル
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14: 沖縄・ビンギ
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15: 沖縄・久手堅の大アカギ
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16: 沖縄・久米の五枝のマツ
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17: 沖縄・シシナム御嶽のガジュマル
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18: 沖縄・多良間小学校のセンダン
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19: 沖縄・嶺間御嶽のアカギ
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20: 沖縄・仲道の三番アコウ
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21: 沖縄・ドゥナンタギのオオバアコウ
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22: 沖縄・奥間土帝君の大キリ
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23: 沖縄・上原のクワ-ギ
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24: 沖縄・アカギ
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25: 沖縄・フパルシ
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26: 沖縄・デイゴ
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27: 沖縄・済井出(すむいで)のアコウ
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28: 沖縄・タブノキ
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29: 沖縄・内間御殿のサワフジ
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30: 沖縄・内間御殿のフクギ
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31: 沖縄・与那原公民館の大アカギ 久葉堂赤木(クファドゥウフアカギ)
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32: 沖縄・大名ヒージャーガーのガジマル
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33: 沖縄・カアニザ御嶽のリュウキュウマツ
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34: 沖縄・真中屋御嶽のアコウ
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35: 沖縄・真乙姥 (まいつば)御嶽のオオバアコウ
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36: 沖縄・仲間川のサキシマスオウノキ
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37: 沖縄・塩屋のハスノハギリ
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38: 沖縄・漢那のハスノハギリ
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39: 沖縄・観音寺のフクギ
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40: 沖縄・旧古堅国民学校跡のデイゴ
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41: 沖縄・泊の大クワディサー
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42: 沖縄・津堅小中学校のクワノハエノキ
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43: 沖縄・当銘のガジュマル
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44: 沖縄・世名城のガジュマル
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45: 沖縄・渡名喜番所渡名喜小中学校跡のフクギ群
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46: 沖縄・伊原間公民館のガジュマル
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47: 沖縄・古見のサキシマスオウノキ
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48: 沖縄・波照間島毛原崎のハマシタン
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49: 沖縄・辺戸の蔡温松
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50: 沖縄・喜如嘉のミフクラギとフクギ
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51: 沖縄・伊芸のガジュマル
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52: 沖縄・伊是名小学校のガジュマル
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53: 沖縄・古堅ウガンのフクギ
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54: 沖縄・渡慶次小学校のガジュマル
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55: 沖縄・長浜のフクギ
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56: 沖縄・具志頭のフクギ並木
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57: 沖縄・ノロ殿内のガジュマル
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58: 沖縄・照屋家のガジュマル
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59: 沖縄・兼城のクワディーサー
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60: 沖縄・儀間志良堂蔵のコバテイシ
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61: 沖縄・南謝門(なんざじょー)のデイゴ
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62: 沖縄・御殿(ウルン)の木
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63: 沖縄・モンパノキ
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64: 沖縄・阿真のアカギ
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65: 沖縄・トマイ御嶽のサキシマスオウノキ
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66: 沖縄・シランキー(名前の知らない木) シルギー、シラキー(樹皮が白い木)
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67: 沖縄・天底小学校のガジュマル
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68: 沖縄・備瀬のフクギ並木
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69: 沖縄・ガジマル
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70: 沖縄・ニーバンガズィマール
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71: 沖縄・仲田みやらびの遊びどころ
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72: 沖縄・ガジュマル
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73: 沖縄・ガジマン
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74: 沖縄・伊舎堂の3本ガジュマル
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75: 沖縄・内間の大アカギ
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76: 沖縄・ヤソルプソガイ゜ギー
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77: 沖縄・土原拝所のあかぎ
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78: 沖縄・しゅれー拝所のあかぎ
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79: 沖縄・運城御嶽のふくぎ
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80: 沖縄・ぴとうまた拝所のふくぎ
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81: 沖縄・普天間御嶽のやろう
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82: 沖縄・伊部岳のオオウラジロガシ
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83: 沖縄・仲田はんたもうのガジュマル並木
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84: 沖縄・字嘉手納拝所の大ガジュマル
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85: 沖縄・西仲松の大アカギ
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86: 沖縄・普天間高校のパンノキ
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87: 沖縄・首里金城の大アカギ
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88: 沖縄・城岳のガジュマル
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89: 沖縄・高良公園のガジュマル
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90: 沖縄・トックリキワタ天野株
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91: 沖縄・嘉数公民館のガジュマル
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92: 沖縄・糸満小学校校庭ガジュマル(マンモス)
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93: 沖縄・南山城址緑陰のガジュマル
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94: 沖縄・ナカヌトゥンのデイゴ
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95: 沖縄・塩屋の松並木
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96: 沖縄・大東神社のビロウ群落
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97: 沖縄・中野のビロウ林
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98: 沖縄・ビロウ群落(クバ・グソーバンタ)
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99: 沖縄・ういねーつづのフクギ
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100: 沖縄・水納島のうぷやろー
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101: 沖縄・水納御嶽のフクギ
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102: 沖縄・宮城区のデイゴ
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103: 沖縄・砂川神社のイスノキ
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104: 沖縄・友利のデイゴ
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105: 沖縄・白保小学校のオオバコウ
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106: 沖縄・白保小学校のガジュマル
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107: 沖縄・白保小学校のデイゴ
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108: 沖縄・安慶名城(あげなじょう)跡のデイゴ
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109: 沖縄・久志観音堂のガジュマル
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110: 沖縄・屋我地(やがじ)小学校のアコウ
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111: 沖縄・屋部小学校のディゴ
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Lugares de interés (POIs) del Mapa

0: 沖縄・比地小玉森の大アカギ

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認定番号 001
認定年度 平成14年度
樹種 アカギ
樹高 16m
幹周 5.2m
推定樹齢 400年
所在地 沖縄県国頭村字比地49
経度・緯度 26.7267649_128.176964
所有者 比地区自治会
その他 ■沖縄県指定天然記念物■
「比地小玉の植物群落」平成3年4月2日指定

 この大アカギは、比地集落の後方に位置する標高40mの小高い丘の上にあり、琉球由来記に「小玉森」と記され、地元では「アサギ森」とも呼ばれている。旧暦7月の海神(ウンジャミ)祭などの重要な年中行事が行われる神聖な場所である。

小玉森には、このアカギの巨木を含め、ホルトノキやタブノキなどの高木が生育し、一帯は「比地小玉森の植物群落」として、県の天然記念物に指定されている。

小玉森は古くから拝所の役割をし、村民が聖域として大切に保護してきた森であり、人々の暮らしと結びついた里山林として貴重なものである。

注意事項
 当区域は、拝所となっており、現地保全のため、立入については、ご遠慮頂いております。
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1: 沖縄・サキシマスオウノキ

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認定番号 003
認定年度 平成14年度
樹種 サキシマスオウノキ
樹高 18m
幹周 2.9m
推定樹齢 100~150年
所在地 東村字川田261
経度・緯度 26.6367565_128.163542
所有者 東村長
その他 ■村指定天然記念物■
「サキシマスオウノキ」昭和59年3月22日指定

サキシマスオウノキは、ヒルギなどのマングローブと共に、熱帯から亜熱帯にかけての河口付近の湿地帯に生育する樹木である。地上部の根が板状となる「板根」を形成するのがこの木の特徴である。地上の板根で大きな樹幹を支えている。

このサキシマスオウノキが生育する場所は小さな水流がある湿地帯で、かつては福地川の一部であったと考えられる。また、この地は神聖な拝所でもあるが、観光客など人の出入りも多い(案内板も設置されている)。地上1mから生ずる大小約15枚の板根は見事な形で、同種の中では沖縄本島で最大の大きさであると思われる。


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2: 沖縄・夫婦デイゴ

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認定番号 004
認定年度 平成14年度
樹種 デイゴ(2本)
樹高 15m
幹周 5m
推定樹齢 200年
所在地 本部町字伊豆味13
経度・緯度 26.6506039_127.947313
所有者 本部町

夫婦デイゴの生育する伊豆味区は、山間部にあり、みかんの里、琉球藍の産地として名高く、昨今ではグリーンツーリズムやあじさいの森、花と緑・蝶の舞う里など夢のある里づくりに取り組んでいる。
このような地域の小中学校に隣接して立っているこのデイゴは、子ども達の登下校を見守り続け、子ども達と共に成長した巨木である。
地域のお年寄りによると、樹木の姿、大きさは幼少の頃から変わらないと言う。
隣り合って生える2本のデイゴは地元のシンボルで、親しみを込めて「夫婦デイゴ」と呼び、大切にしている。
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3: 沖縄・ひんぷんガジュマル

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認定番号005
認定年度平成14年度
樹種ガジュマル
樹高19m
幹周10m
推定樹齢280~300年
所在地名護市大東1丁目299
経度・緯度26.5873182_127.985964
所有者名護市
その他■国・県指定天然記念物■
「名護のひんぷんガジュマル」平成9年9月2日指定


那覇から沖縄自動車道を走って終点の許田ICで下り、名護湾岸沿いに走る国道58号線を4Kmほど北へ走ると名護の中心街に到着する。城一丁目交差点で右折、300mほど先の名護十字路で右折、名護大通りを進むと道路の中央に「ひんぷんガジュマル」が立っている。「ひんぷん」とは屋敷の正門と母屋との間に設けられた屏風石のことで、外からの目隠しや悪霊を防ぐものといわれている。
1750年、琉球王府の最高官 蔡温が当時の国都首里の名護遷都論と運河開通論議を風水の見地から否定して戒めるために「三府龍脈碑」を建てた。この石碑がひんぷんのように見えることからヒンプンシー(碑文石)と名付けられ、その傍に立つガジュマルもいつしか「ひんぷんガジュマル」と呼ばれるようになった。樹齢 300年、樹高19m、目通り幹周10m、樹冠の広がりは長いところで直径30m、堂々とした容姿は名護市のシンボル、そして街を守るひんぷんの役割を担っているような存在感がある。


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4: 沖縄・念頭平松

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認定番号 006
認定年度 平成14年度
樹種 リュウキュウマツ
樹高 8m
幹周 4.1m
推定樹齢 300年
所在地 伊平屋村字田名
経度・緯度 27.0715076_127.996559
所有者 伊平屋村
その他 ■沖縄県指定天然記念物■
「念頭平松」昭和33年1月17日指定

田畑が広がる田名集落の東部タンナ岳のふもとに生育する。四方に広がった樹形は容姿端麗で、その枝ぶりの美しさは「念頭平松の枝むちの美ら・・・」と琉歌にも歌われている。
言い伝えによると、以前この場所には兄松と呼ばれる松が約500年前に植えられていたが、今から300年ほど前にある男がその兄松を盗伐して持ち帰ってしまった。その後、程なく男は松を盗った祟りで病気になって亡くなってしまう。
そのことを恐れた男の親類がおわびに植えたのが現在の念頭平松で、樹齢は300年余りになると言われている。
久米島の「五枝の松」と共に沖縄の2大名松として知られる。


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5: 沖縄・ノロ殿内のデイゴ

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認定番号 007
認定年度 平成14年度
樹種 デイゴ
樹高 12m
幹周 4m
推定樹齢 350年
所在地 伊是名村字伊是名839
経度・緯度 26.9164831_127.933495
所有者 伊是名村
その他 ■村指定天然記念物■
「伊是名ノロ殿内のデイゴ」平成5年7月20日指定

第二尚氏王統生誕の地である伊是名島の王統ゆかりの「伊是名ノロ殿内」にあって、殿内の抱護林として野面のづら積みの石垣に接して生育している。
昔から、デイゴの花が満開になると台風や干ばつなどの異常現象がおこると言われている。この地域では、デイゴの開化がその年の農作物の豊凶を暗示したとされている。

※ノロ・・・村の神事を主宰する神女のこと。
琉球王朝第二尚氏王朝の時代に制定された。原則として世襲制で、ノロ殿地(どぅんち)と呼ばれる家系から出る。


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6: 沖縄・ガジュマル

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認定番号 008
認定年度 平成14年度
樹種 ガジュマル
樹高 13m
幹周 6.5m
推定樹齢 100年以上
所在地 伊江村字東江上210
経度・緯度 26.7166874_127.807490
所有者 大城清也

城山(伊江島タッチュー)の南麓の集落内に生育する。敷地は村の組踊り(村の無形文化財)「忠臣蔵」の作者である上地太郎氏生誕の地でもある。
樹幹は地際から幾つにも分岐し、枝条は上部へ放射状に広がる巨木である。また、根元には自然石の水瓶があり、住民の生活に利用され、第二次世界大戦中は、樹下は軍の飯場となっていた。現在は、歳月の流れと共に、樹木の根が張り、使用されていないが、歴史を伝える貴重な古木である。


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7: 沖縄・クーガー(ウブガー)のガジュマル

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認定番号 009
認定年度 平成14年度
樹種 ガジュマル
樹高 15m
幹周 6m
推定樹齢 600年
所在地 うるま市石川山城271
経度・緯度 26.4115755_127.814635
所有者 山城区自治会

1838年、冊封使として来琉した林鴻年は「源遠流長」(意味:源流は遙かに遠く、長い滾々(こんこん)と水の湧き出る泉)の書を残した。この4字が「クーガー」と呼ばれる井戸の上の岩に刻まれている。水餓死に苦しんだ人々が泉への願いを込めて建てたであろうこのクーガーは地域の文化財である。
当ガジュマルはその井戸の前に生育する。井戸は集落が現在地に移動した後にできたと言われ、区の簡易水道ができる1958年まで共同の水汲み場として使用された。また、正月には多くの村人が水の神へ感謝を捧げ、その畏敬の念を込めてこの木が植栽されたという。井戸とその一帯は自治会長と頭(東と西に1人ずつ)しか清掃できないという慣習があるほど神聖な拝所である。
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8: 沖縄・ガジュマル

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認定番号 010
認定年度 平成14年
樹種 ガジュマル
樹高 10m
幹周 3m
推定樹齢 100年
所在地 うるま市勝連浜112
経度・緯度 26.3265720_127.954507
所有者 浜公民館

このガジュマルの生育地は浜比嘉島の海岸近くの御嶽内にある。この御嶽は「東あがりの御嶽(シヌグ堂)」と呼ばれ、旧暦の6月28日と8月28日に海の時化(しけ)を祈願する「シヌグ祭り」が行われる。
戦前までは遊び庭として、島の若い男女がこの木の下で踊りの練習を行っていたが、現在は神聖な場所として立ち入るものも少ない。
この木は他の樹木を取り巻くように枝条を勢いよく立っている。地上から多数に分岐する幹は、複雑怪奇に展開し、多くの気根が垂れると共に、幹にも気根が絡みつき、威容を誇っている。
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9: 沖縄・上殿(イードン)のガジュマル

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認定番号 011
認定年度 平成14年度
樹種 ガジュマル
樹高 15m
幹周 5.6m
推定樹齢 200年
所在地 沖縄市与儀187
経度・緯度 26.3119178_127.8156969
所有者 与儀自治会
その他 いくつもの気根が絡み、威容を誇った樹形をしている

上殿(イードン)と呼ばれる与儀集落創始者の住居跡地である拝所内に生育している。この場所は集落を見下ろす小高い丘にあり、地域の人々が守り神として大事にしている。
 このガジュマルは、第二次世界大戦の戦火を免れて生き残ったもので、樹齢は200年とも300年とも言われている。
 いくつもの気根が絡み、癒合して、樹体を成している。


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10: 沖縄・上殿(イードン)のデイゴ

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認定番号 012
認定年度 平成14年度
樹種 デイゴ(2本)
樹高 15m
幹周 3.3m、3.2m
推定樹齢 200年
所在地 沖縄市与儀187
経度・緯度 26.3119178_127.8156969
所有者 与儀自治会
その他 幹は大きく傾いているが、力強さがある


この2本のデイゴは、互いに枝を接し、根を絡ませている。幹は傾いているが、太く、樹勢は良好である。地域の人によると5年に1度、樹木全体が深紅の花で染まるという。  認定番号011の「上殿のガジュマル」と同じ敷地内にあり、ともに戦火を免れ、現存する貴重な古木である。


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11: 沖縄・アシビナーのガジュマル

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認定番号 013
認定年度 平成14年度
樹種 ガジュマル(5本)
樹高 6~8m
幹周 1.9~2.8m
推定樹齢 50年~150年
所在地 読谷村字波平18-1
経度・緯度 26.4053871_127.735081
所有者 波平区自治会
その他 5本のガジュマルの生育する姿がアシビナーのシンボルとなっている

このガジュマル群の生育地は、波平東門(はんじゃあがりじょう)と呼ばれる集落の遊び庭(アシビナー)で、昔から十五夜遊び、観月会など憩いの広場、豊年祈願の場として使われ、子ども達の遊び場としても利用されている。  戦前には、広場に10本のリュウキュウマツの巨木とともに数本のガジュマルの大木があったが、艦砲射撃により消失、損壊し、2本のガジュマルだけが生き残った。戦後に篤志家により、3本のガジュマルが補(移)植され、現在に至っている。  5本のガジュマルは数mずつ離れて生えているが、枝条が横に広がり、樹冠が一体化した状態で広場全体に緑陰を形成している。
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12: 沖縄・ウスクガジュマル

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認定番号 014
認定年度 平成14年度
樹種 アコウ
樹高 9m
幹周 10.4m  ※幹周りは気根をあわせて10mをこえる。
推定樹齢 120年(推定)
所在地 北谷町字浜川
経度・緯度 26.3270682_127.752832
所有者 旧浜川郷友会
その他 樹冠はお椀をひっくり返したようなきれいな形をしている

ウスクガジュマルとは、沖縄の方言でアコウのことである。同じ属のガジュマルと同じように気根を垂らす。この浜川のウスクガジュマルは、道路に隣接する小高く盛り上がった琉球石灰岩の岩盤上に幾筋もの根を張り、さらに枝葉を四方に展開し、住宅地の中でひときわ目立つ存在である。この生息地は、戦前から御嶽があり、年1度、旧字により「御願(うがん)」が行われる神聖な場所であるが、アコウのつくり出す緑陰は、近くの広場で遊ぶ子供たちの休憩の場にもなっている。 戦時、ほとんどの建造物や樹木が焼き尽くされてしまった中、この樹は生き残り、樹齢100年を超えると言われている。
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13: 沖縄・ガジュマル

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認定番号 015
認定年度 平成14年度
樹種 ガジュマル(2本)
樹高 9.5m・11.0m
幹周 3.7m・2.7m
推定樹齢 300年(推定)
所在地 北谷町字吉原
経度・緯度 26.3196578_127.780142
所有者 北谷町

このガジュマルは、元々、屋敷林であり、家屋の保全の役割を果たしてきた。 その後、ガジュマルは戦禍を免れ、この場所は中学校の敷地となり、大きく枝を広げるガジュマルの樹下は生徒達の憩いの場となった。さらに、その後、校庭の整理事業に伴い、木は伐採されずに植樹枡を設置して保護され、現在は中学校の正門前の街路樹となっている。
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14: 沖縄・ビンギ

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認定番号 016
認定年度 平成14年度
樹種 クワノハエノキ
樹高 10m
幹周 3.3m
推定樹齢 200年(推定)
所在地 南城市玉城字百名1073
経度・緯度 26.1392335_127.7876899
所有者 新垣八重子
その他 ◆まわりを木や花に囲まれる中で、ひときわ大きなクワノハエノキが生育している。

◆大きく太い幹で四方八方に広がった枝葉を支えている。

この樹は、去った大戦で砲弾の破片が無数に突き刺さったものの、樹の所有者や地域の住民が大切に守ってきたことで、今でも真っ直ぐ幹を伸ばし、多数の枝条を上へ横へ展開し、力強く立っている。  地元では、「ビンギ小(グワァ)」と呼ばれ親しまれている。 また、平成4年には玉城村(当時)の老樹・巨木に認定されている。


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15: 沖縄・久手堅の大アカギ

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認定番号 017
認定年度 平成14年度
樹種 アカギ
樹高 14.5m
幹周 2.3m・3.6m
推定樹齢 120年(推定)
所在地 南城市知念字久手堅134
経度・緯度 26.1711014_127.822961
所有者 具志堅雄義
その他 ■南城市指定天然記念物■
「久手堅の大アカギ」平成11年3月1日指定

このアカギは、百数十年前、首里城の改修工事の際、伐採され、その後、切り株から芽を出した(萌芽)ものである。3本の樹幹が合わさって現在の形をつくっている。石灰岩台地の緑のあたる湿った場所に生息しており、平成14年度3月の村道(当時)改修工事の際にも地元からの要望で譲られた。
 生育地の北側には久手堅集落の水源地である、「上ヌカー」があり、また、根人田跡にも隣接する。久手堅の水利事業の発祥地でもあり、すぐ近くに世界遺産の「斎場御嶽」もある歴史深い場所である。 市の天然記念物に指定され、地域から親しまれている。
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16: 沖縄・久米の五枝のマツ

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久米の五枝のマツ 国指定天然記念物

認定番号018
認定年度平成14年度
樹種リュウキュウマツ
樹高6.0m
幹周4.3m
推定樹齢150年(推定)
所在地久米島町字上江洲
経度・緯度26.3587140_126.742556
所有者久米島町
その他■国・県指定天然記念物■
「久米の五枝のマツ」平成9年7月28日指定

◆根元の踏みつけを防止するため、柵を設置している


標示版より
 久米の五枝のマツは、高さが6m、幹の周りが約4.3m、枝が地面をおおう面積は250㎡にも及ぶリュウキュウマツです。18世紀初頭、土帝君(農業の神)を祭ったときに、この地に植えられ現在に至っています。根が石を枕にして地面に広がり、枝が波打つように地をはうその美しさは、天下随一といわれ、琉歌にもその美しさが歌われています。

「久米の五枝の松」と呼ばれるこの松は、久米島を代表する観光名所として名高く、伊平屋島の念頭平松(おきなわの名木認定番号006)と並び、二大名松と賞されている。  通常、リュウキュウマツは、上方へ真っ直ぐに伸びるが、この松は根元から枝が分岐し、地面を這うように広がり、樹形は傘状に500㎡近くあり、形態的にも貴重な個体である。今から250年前に土帝君(農業の神)を祭ったときに植えられたとされ、現在の松は1839年に具志川間切地頭代上江洲氏によって植えられた(2代目)と「家記」に記述がある。
  久米の五枝の松 下枝どまくら 思わらび無蔵や 我腕まくら


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17: 沖縄・シシナム御嶽のガジュマル

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認定番号 019
認定年度 平成14年度
樹種 ガジュマル
樹高 12.0m
幹周 6.3m
推定樹齢 不明
所在地 宮古島市平良字西里344
経度・緯度 24.8037869_125.283877
所有者 不明
その他 樹齢や所有者はわかっていないが、地域の人によって保護され、親しまれている

生息地は「シシナム御嶽」と呼ばれ、年数回の祭りを行っていたが、年長者の減少に伴い、拝む人も少なくなっている。以前はフクギなどの巨木も隣接して生えていたが、このガジュマルは、神木として守られてきたことにより残り、子供たちの遊び場となっている。現在も地域から守られており、「平良市(当時)の老木・巨木」の指定も受けていた。   地上1.8mの高さから幹が分かれ、枝葉は17~23mも広がっている。
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18: 沖縄・多良間小学校のセンダン

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認定番号 020
認定年度 平成14年度
樹種 センダン
樹高 10m
幹周 5.5m
推定樹齢 100年
所在地 多良間村字仲筋108
経度・緯度 24.6691938_124.7009094
所有者 多良間小学校
その他 センダンの木は多良間村に多くみられる。幹が分岐する部分は太く、どっしりと根をおろしている

小学校の敷地内に生育しているこのセンダンは、樹高10m、幹周は5.5mあり、同種の樹木の中では県内屈指の巨木である。
地上1.2mの高さから幹が4本に分岐して枝条を展開し、花期には花をいっぱい咲かせ、夏になるとセミの声が鳴り響いている。
 この小学校は明治24年に創立され、大正5年当時の卒業生により記念植樹されたもので、樹齢は約100年である。


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19: 沖縄・嶺間御嶽のアカギ

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認定番号 021
認定年度 平成14年度
樹種 アカギ
樹高 13m
幹周 3.8m
推定樹齢 不明
所在地 多良間村字塩川50
経度・緯度 24.6723837_124.704388
所有者 嶺間自治会
その他 ■村指定天然記念物■
「嶺間御嶽植物群落」昭和49年9月18日指定

嶺間御嶽の神木として御嶽の入口に生える巨木。当御嶽は「嶺間按司」を祭神とするが、この按司は530年ほど前の人で、現在あるアカギは御嶽建立の後に植栽されたものとされ、推定樹齢500年とも言われている。  生育地が道路整備の対象となっていたが、長年地域住民から神木として扱われてきたため、一部は道路に入り込んでいるが、現況が保たれている。


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20: 沖縄・仲道の三番アコウ

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認定番号 022
認定年度 平成14年度
樹種 オオバアコウ
樹高 13m
幹周 5.4m
推定樹齢 200年
所在地 石垣市登野城636-2
経度・緯度 24.3377008_124.171275
所有者 石垣市
その他 ■市指定天然記念物■
「仲道の三番アコウ」平成3年11月3日指定

「仲道道(なかどうみち)から七けえら通うけ・・・」と歌われる八重山の代表的叙情歌 「とぅばらーま」ゆかりの地にあり、地元では「三番アコウ」と呼ばれている。
 この三番アコウの生育する登野城区には以前まで一番アコウ、二番アコウがあったが枯死し、現在は三番アコウのみが現存している。
 これらのアコウは、昔は道しるべや行商人の憩いの場として親しまれた。現在は旧暦8月に行われるとぅらばーま大会の前夜祭が樹下で開催され、歌を刻んだ歌碑が建立されている。

 地域の人に守られ、葉を約20mも広げ、大きな緑陰をつくり出している。


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21: 沖縄・ドゥナンタギのオオバアコウ

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認定番号 023
認定年度 平成14年度
樹種 オオバアコウ
樹高 15m
幹周 10.3m
推定樹齢 150年
所在地 与那国町字与那国3984-1
経度・緯度 24.4495561_122.980420
所有者 与那国町

地元で「ドゥナンタギノアグ」と呼ばれている。樹高10m、幹周り10m余、枝張り25mに達する巨木で、地上高5.5mから四方八方に枝を伸ばし、枝葉を繁茂させており、堂々と立つその姿は圧巻である。
 根は幾筋にも縦裂し、見る人の目を引きつける特異な形状を呈している。また、年に数回(不定期)、いっせいに落葉し、いっせいに新芽を出す姿から生命力の強さを感じることができる。
与那国島で最大の樹木であり、同樹種としては県内でも最大と推定 される。


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22: 沖縄・奥間土帝君の大キリ

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認定番号 024
認定年度 平成15年度
樹種 リュウキュウハリギリ
樹高 14m
幹周 2.2m
推定樹齢 150年
所在地 国頭村字奥間1816-1
経度・緯度 26.7324817_128.173775
所有者 奥間区自治会

旧国頭村役場跡の山手に「土帝君」の村社があり、ここで地元の人は農林漁業の豊穣を祈願し、大キリは拝所の神木的存在として大切にされている。
 樹高は14m、幹周り2.2mもあり、同種にあっては最大級であると推察される。幹と太さを等しくする枝は低位置から水平に分岐し、支柱に支えられながらも枝条を展開している。

 ※土帝君・・・中国の土地神の一つで、その源は3世紀頃と考えられている。村落の守護神、豊年満作祈願の対象とされ、主に彫像(石製、陶製、木製など)として祠に奉納されている。


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23: 沖縄・上原のクワ-ギ

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認定番号 025
認定年度 平成15年度
樹種 シマグワ
樹高 9.0m
幹周 2.0m
推定樹齢 100年
所在地 大宜味村字上原(位置情報はあやしい)

上原集落の住宅敷地の屋敷林として生育しており、地域から「上原のクヮーギ」の愛称で親しまれている。
 シマグワは養蚕の餌木として古くから家庭で植栽されていたが、現在ではその名残として時折散見される程度で、それほど大きくはない。
しかし、この木はシマグワとしては珍しく太く、大きい。
 保全対策として、現在は樹木周辺に柵が設けられている。(大宜味村役場が設置)


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24: 沖縄・アカギ

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認定番号 026
認定年度 平成15年度
樹種 アカギ
樹高 15m
幹周 6m
推定樹齢 120年
所在地 今帰仁村字与那嶺119
経度・緯度 26.6975668_127.949400
所有者 与那嶺区自治会
その他 木の下にはすべり台やイス・テーブルが置かれ、憩いの場となっている

当アカギは与那嶺構造改善センター前にある農村広場の傍らに生育する。広場では連日ゲートボールやグランドゴルフが行われており、緑陰の下は区民の安らぎの場、子ども達の遊び場として老若男女に親しまれている。地域の人によると、このアカギの容姿は幼少の頃から変わらず、今日に至るまで地域のシンボルとして讃えられている。
 樹高15m、幹周り6mの巨木であり、広場とキビ畑の間で広々と展開している。おとな数人でやっと抱えられる幹は太く、その迫力は見る者を圧倒し、幹表面の巨大なコブには自然の力強さを感じることができる。


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25: 沖縄・フパルシ

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認定番号 027
認定年度 平成15年度
樹種 コバテイシ
樹高 18m
幹周 4.5m
推定樹齢 400年
所在地 今帰仁村字今泊3117
経度・緯度 26.7027036_127.9299074
所有者 今泊区自治会
その他 ■沖縄県指定天然記念物■
「今泊のコバテイシ」昭和31年10月19日指定

今泊公民館前に生育しており、前面の道路は元馬場で、古くは競馬が行われ、緑陰の元に人々が集まり、憩いの場となっていた他、豊年祭が行われるなど、字の重要行事が行われ、地域から親しまれてきた。戦前は当樹木の根元に接して大きく傾くもう1本のコバテイシが立っており、これを「ウー(雄)フパルシ」、現存するものを「ミー(雌)フパルシ」と呼んでいた。
当樹木は同種の中では最大のものと推定されている。また、この木に掛けて次の歌が歌われている。

  「親泊のくふあでさや 枝持ちのちゅらしさやわやくみの妻の 身持ち美らしさや」


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26: 沖縄・デイゴ

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認定番号 028
認定年度 平成15年度
樹種 デイゴ
樹高 13m
幹周 5m
推定樹齢 200年
所在地 本部町字辺名地52
経度・緯度 26.6529743_127.893723
所有者 辺名地区自治会

辺名地公民館の隣にある辺名地神社の一角に生育しており、当地は昔から区民の憩いと安らぎの場として利用され、当デイゴは地域から親しまれている。 
この神社は区民の健康祈願や干ばつ時の雨乞いなどを行う拝所となっており、この木も区民を守る神様、子どもを授かる神様として神木視され、人々に拝まれている。また、幹周りは6mと太く、枝葉は四方八方に広がり、大きな緑陰をつくり出す姿はひとつの森に見えるほどであり、区民のシンボル的な樹木である。


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27: 沖縄・済井出(すむいで)のアコウ

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認定番号029
認定年度平成15年度
樹種アコウ
樹高8.5m
幹周4.6m
推定樹齢200年
所在地名護市済井出18-1
経度・緯度26.6677506_128.020095
所有者済井出区自治会
その他■■市指定天然記念物■■
「済井出のアコウ」昭和48年6月15日

所在地 沖縄県名護市済井出18-1 済井出公民館
樹 種 アコウ
指 定 市指定天然記念物
幹 周 4.5m
樹 高 9.5m

済井出公民館の前庭(馬場跡)に面する農村公園の隣に生育している。
 当樹木はゴバン型済井出村の完成を祝って植栽された記念木で、傘状に広がる樹冠は170㎡に達し、巨大な緑陰は地域の人の憩いの場となっている。また、旧暦4月15日前後のアブシバレーの日には、樹下で沖縄角力大会が行われるなど、地域の行事の場としても親しまれている。5本に分岐した幹に気根が絡み合い、特異な風情を醸し出している。
 アコウの実の熟れる頃には、メジロやヒヨドリなどの野鳥が戯れ、初 夏を告げてくれるなど、季節の移ろいと共に変化を見せてくれる地域のシンボル的な存在である。


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28: 沖縄・タブノキ

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認定番号 030
認定年度 平成15年度
樹種 タブノキ
樹高 10m
幹周 2.5m
推定樹齢 100年以上
所在地 伊江村字東江上75
経度・緯度 26.7160836_127.805913
所有者 伊江村
その他 戦後、島の復興とともに緑を回復し、生育場所である中央公民館、農村改善センターの建設の際も唯一残された。

当タブノキは、去る大戦により焦土と化した伊江村に現存する貴重な古木のひとつである。当時、村内の樹木のほとんどが焼失したとされる中、この木も戦火により幹の途中が焼けたものの、萌芽により再生したものである。その名残は今も留められており、幹の中心部は地上1m弱の部位から2mほどの長さにわたりえぐれて空洞化しているが、植物の持つ治癒力により回復し現在に至っており、生命力の強さを教示してくれる。
 伊江島の復興と時を同じくして緑を回復させた歴史の証人であり、そ の後の施設建設の際も保護された地域の歴史を刻んだ貴重な古木である。


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29: 沖縄・内間御殿のサワフジ

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認定番号 031
認定年度 平成15年度
樹種 サガリバナ
樹高 6m
幹周 2m
推定樹齢 470年
所在地 西原町字嘉手苅51-3
経度・緯度 26.2273371_127.768187
所有者 ㈱琉球農業開発
その他 ※鳩目銭・・・琉球近世期に流通した小銭。
指輪より小さく四角い穴があいている。

当サガリバナの名称は、第二琉球王統である尚円王統(第二尚氏)の始祖、尚円王(内間金丸)が王位につく以前、貿易大蔵大臣を引退し、現在の西原重に居を構え、その屋敷が「内間御殿」と呼ばれていたため、その名に由来している。また、花の形状が鳩目銭をぶら下げているのに似ていることから、地元では「ジンカキーギー」とも呼ばれている。 サガリバナは夕刻から夜半にかけて花を咲かせるが、当樹木は花の咲く期間中、ライトアップして花の鑑賞会を開いたり、サワフジ祭りと称するイベントを開催するなど、地元に親しまれているうえ、地域振興の役割も果たしている樹木である。


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30: 沖縄・内間御殿のフクギ

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認定番号 032
認定年度 平成15年度
樹種 フクギ
樹高 13m
幹周 2.5m
推定樹齢 70年以上
所在地 西原町字嘉手苅51-3
経度・緯度 26.2273371_127.768187
所有者 ㈱琉球農業開発

当フクギは、認定番号031と同じ尚円王ゆかりの地「内間御殿」に生育している。
この木の他、御殿内には敷地を囲む石垣に接するように多数のフクギが立っており、古き沖縄の屋敷や集落の原風景である琉球石灰岩の石積み(石垣)とフクギの屋敷林の佇みが垣間見られ、見る人を古の時代に誘い込むような雰囲気がある。
 このような中にあって、2本の幹が互いに寄り添い合い一体化しそびえ立つ姿は威風堂々としている。


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31: 沖縄・与那原公民館の大アカギ 久葉堂赤木(クファドゥウフアカギ)

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認定番号 033
認定年度 平成15年度
樹種 アカギ
樹高 5m
幹周 3.6m
推定樹齢 150年
所在地 与那原町字与那原912
経度・緯度 26.2068067_127.755710
所有者 与那原町
その他 ■■町指定天然記念物■■
「久葉堂赤木」平成7年4月25日指定

ここには「久葉堂」と呼ばれる拝所があり、区民の聖地となっており、祠を囲むように正面に当アカギ、周りにアコウ、ガジュマルなどが互いに樹冠を接し生育している。
「久葉堂」は町内の運玉森に所在する「聞得大君カナシ」の墓を遙拝する箇所として参拝され、地元では昔、運玉森が崩れた際に亡くなった人の霊を慰めるための拝所とされている。
 去る大戦により樹齢100年を超える木も壊滅状態にあった中、戦火を免れた貴重な樹木である。また、当アカギの生育する「あかぎ児童館」の名称も、この木から名 付けられている。


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32: 沖縄・大名ヒージャーガーのガジマル

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認定番号 034
認定年度 平成15年度
樹種 ガジュマル
樹高 5.1m
幹周 3.8m
推定樹齢 70年以上
所在地 南風原町字大名79
経度・緯度 26.2095645_127.732965
所有者 金城 カメ

当ガジュマルの生育地は、かつて「ヒージャガービラ」と呼ばれた坂で、首里と与那原を結ぶ宿道(基幹道路)であり、琉球王府時代に王妃一行が久高島や斎場御嶽に詣でる際に通行した道である。その際、王妃が当時生育していたガジュマルの緑陰で休憩し、ヒージャーガー(井戸)の水を所望したところ、そのおいしさを賞賛し、後に碑を建立したとされており、石碑には井戸の由来が刻まれている。この井戸は現在も水量が豊富で、傍らに立つ当ガジュマルの他、大小7本のガジュマルが絡み合い立っている。この地に生育する「大名ヒージャーガー のガジマル」は、井泉の涵養や景観形成として切り離せない存在である。


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33: 沖縄・カアニザ御嶽のリュウキュウマツ

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認定番号 035
認定年度 平成15年度
樹種 リュウキュウマツ
樹高 15m
幹周 3.3m
推定樹齢 280年
所在地 宮古島市上野字野原231
経度・緯度 24.7632617_125.322868
所有者 野原自治会

野原集落は、旧平良市の久松集落からの移民で、1716年に移り住んだとされている。カアニザ御嶽は久松集落に所在するカアニザ御嶽の分身と言われており、アサティダ・ンマティダの2神が祀られている。当樹木はその頃植樹されたとの言い伝えがある。
 樹高は15mと、周辺の樹木から抜きんでるように高くそびえ立ち、枝を2段に広げ枝条を傘状に展開する姿は、壮齢のリュウキュウマツの美しさを見事に現している。

 また、御嶽では豊穣、生活の安寧、健康祈願等の祭事が行われ、地 域と密接に関わっており、当樹木も御嶽とともに大切な存在として崇め守られている。


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34: 沖縄・真中屋御嶽のアコウ

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認定番号 036
認定年度 平成15年度
樹種 アコウ
樹高 8m
幹周 6.1m
推定樹齢 500年
所在地 宮古島市下地字上地99
経度・緯度 24.7451086_125.274084
所有者 宮古島市
その他 ■市指定天然記念物■
「古墳を抱くアコウ」昭和53年2月8日指定

上地集落の南に位置する真中屋御嶽に生育しており、御嶽の周辺は宅地に囲まれている。このアコウの木は、根元部分に、500年以前の頃のものと思われる古墳を抱き抱えていることから、「古墳を抱くアコウ」と呼ばれ、市の天然記念物に指定されている。古墳を抱き鎮座する姿は力強く、見る者に悠久の歴史を感じさせるものがある。
 墓(古墳)をつくった当時の人の知恵で、墓が風雨に耐えるためアコウの木を植えたと考えられる。現在は、横の広場で地域住民がゲートボールを楽しむ姿も見られ、安らぎや憩いの場となっている。


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35: 沖縄・真乙姥 (まいつば)御嶽のオオバアコウ

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認定番号 037
認定年度 平成15年度
樹種 オオバアコウ
樹高 10m
幹周 10.5m
推定樹齢 200~300年
所在地 石垣市字新川252
経度・緯度 24.3467672_124.153884
所有者 石垣市

オオバアコウが生育する真乙姥御嶽は、1500年代に石垣島で行われた王府(中山)軍と地元オヤケアカハチとの戦いで、中山軍に協力した真乙姥(長田大主の妹)の祈願の功績により、当時の尚真王から神職を与えられ、没後の墓を御嶽としたもので、八重山の歴史と深く関わる場所である。
 樹下では旧暦の6月に豊年祭の豊穣祈願や奉納行事が行われており、当樹木は神聖な木として人々から崇められている。

また、当樹木の幹には、確認できないほどに下垂した気根が絡み合 い、その姿は奇怪であるとともに、畏敬の念も感じる。
 市の巨樹・巨木として「石垣市緑の戸籍簿」にも登録されている。


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36: 沖縄・仲間川のサキシマスオウノキ

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認定番号 038
認定年度 平成15年度
樹種 サキシマスオウノキ
樹高 20m
幹周 11.1m 板根の高さ:3.3m
推定樹齢 400年
所在地 竹富町字南風見  国有林173林班い小班
経度・緯度 24.2994107_123.844907
所有者 沖縄森林管理署

当サキシマスオウノキは、西表島東部を流れる仲間川の上流部の川岸に生育する。西表島は、イリオモテヤマネコやカンムリワシに代表される稀少動物の生息地で、自然豊かな動植物の宝庫であることから、年間約30万人の観光客が来島する。
当名木はマングローブ見学とあわせた川上り観光として、島に訪れた人がほぼ立ち寄るスポットである。当樹木は樹高18m、板根の高さは最高3.1mあり、県内に生育する同種の中では最大級であり、日本一である。 サキシマスオウノキの板根は、重硬なため、かつては船の舵として利用されていたが、現在では観光の対象となり、地域・経済振興の役割も果たしている樹木である。


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37: 沖縄・塩屋のハスノハギリ

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認定番号 040
認定年度 平成16年度
樹種 ハスノハギリ
樹高 11m
幹周 5.7m
推定樹齢 300年
所在地 大宜味村字塩屋

樹齢300年と言われる当樹木は、塩屋区の共同墓地の入口にあり、共同墓地建造時からすでに生育していたと考えられている。
樹高11m、幹周り6m弱で枝を四方に張り出し、根元で2本の樹木が接合している。
 かつて、土葬の習慣があった頃、塩屋区の女性達は当樹木の下で洗骨を行った。土葬の習慣がなくなった今では、共同墓地組合の人々の憩いの場となっている。
 先の大戦でほとんど全焼してしまった塩屋区であるが、戦火を免れ、時代の変遷を見守ってきた貴重な古木である。


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38: 沖縄・漢那のハスノハギリ

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認定番号 042
認定年度 平成16年度
樹種 ハスノハギリ
樹高 9m
幹周 4.1m
推定樹齢 200年
所在地 宜野座村字漢那1840
経度・緯度 26.4749120_127.958613
所有者 漢那区自治会

漢那区公民館の敷地内にある当樹木は、地上1.8m付近で枝が二股に分かれ、ゴツゴツした樹肌をしており、この地の歴史の重みを感じさせるようである。
 生育地は1944年頃まで樹木が鬱蒼と茂る御嶽であった。村落の神聖な場所である御嶽は神が存在する場所と考えられ、聖域として保護されていたため、住民も滅多に足を踏み入れることはなかった。
当樹木は、現存するサキシマスオウノキやアコウなどとともに、神聖な場所を形成する樹木として昔から地元の人々に尊ばれてきた。
当地は戦後開放され、現在は地域住民の憩いの場となり、この貴重な古木も地域に親しまれている。


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39: 沖縄・観音寺のフクギ

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認定番号 043
認定年度 平成16年度
樹種 フクギ
樹高 12m
幹周 2.9m
推定樹齢 350年
所在地 金武町字金武222
経度・緯度 26.4553361_127.921414
所有者 金武観音寺住職
その他 ■町指定天然記念物■

金武観音寺は琉球八社のひとつで、16世紀に日秀上人によって建立されたと言われる寺である。
 戦災を免れた当寺院の礼拝道に、周辺の樹木よりひときわ大きな姿を見せるこのフクギは、訪れた人が自然に背筋を正したくなるような立ち姿で、町民の愛郷心を育む先人からの遺産として親しまれている。
 昭和9年の観音堂の火災や先の大戦など度重なる災難を免れた当樹木は350年とも言われる長い年月を過ごしてきた。
 観音寺や境内にある鍾乳洞にまつわる伝承も多く、これらを語り継ぐ人達にも当樹木が観音寺の風景として思い描かれているだろう。


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40: 沖縄・旧古堅国民学校跡のデイゴ

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認定番号 044
認定年度 平成16年度
樹種 デイゴ
樹高 6.5m
幹周 5.8m
推定樹齢 100年
所在地 読谷村字古堅63-4
経度・緯度 26.3699803_127.7515386
所有者 読谷村

当樹木が生育している場所は、戦前、古堅国民学校の校庭であった。当時、樹木周辺では子ども達が遊び、夜には地域の青年が集い語り合う場所だった。
 戦後、この地は米軍施設となり、さらに昭和52年の返還の後は土地整備事業が導入されたが、地域の人々の強い要望により当樹木を残すことになった。
 地上約1.2m付近から幹が分かれ、大きく横に広がった枝下には心地よい緑陰が形成され、安らぎの生活空間づくりに重要な役割を果たしている。当デイゴはこの地が巡ってきた歴史の記録者であり、地域住民の心にふるさとの記憶として刻まれている。


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41: 沖縄・泊の大クワディサー

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認定番号 045
認定年度 平成15年度
樹種 コバテイシ(モモタマナ)
樹高 11.5m
幹周 3.7m
推定樹齢 200年
所在地 中城村字泊132
経度・緯度 26.2774332_127.806379
所有者 字泊自治会
その他 ■村指定天然記念物■
「泊の大クワディサー」平成9年3月7日指定

国道沿いに人目をひくように生育している当樹木は、「泊の大クワディサー」として地域の人々に親しまれている。伝承によると今から200年ほど前、中城間切番所に首里王府から役人が派遣され、その任期を終えて離任する際、懇意にしていた泊集落の人達との別れを惜しんで植えた樹木であると言われている。 扇状に大きく伸びた枝がつくり出す緑陰は人々に安らぎを与えている。また、現代人を琉球王朝時代に思いを引き寄せさせる当樹木は、歴史の語りべとして地域に愛される古木となっている。
 なお、同名称で村の天然記念物に指定されている。


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42: 沖縄・津堅小中学校のクワノハエノキ

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認定番号 046
認定年度 平成16年度
樹種 クワノハエノキ
樹高 10m
幹周 2.6m
推定樹齢 75年
所在地 うるま市勝連津堅1327
経度・緯度 26.2479385_127.9363165
所有者 津堅小中学校

明治27年に開校し平成6年に100周年を迎えた津堅小中学校は津堅島の教育・文化の発信地として、また地域住民の交流の場として親しまれている。学校の中央に生育する当樹木は、枝ぶりがよく、子ども達が木登りしたり保護者の憩いの場である。 津堅島は、小さい島ながら先の大戦の激戦地となった悲しい歴史を持っている。現在は学舎に暖かな空間と高い風致景観をつくり出し、未来を担う子ども達の成長を見守っている。 当樹木は落葉性の高木で樹高約10m、幹周り2.6m、推定樹齢75年 と、若齢で小さいが、島の人々の想いが深く刻み込まれ、地域のシンボルとしてふさわしい樹木である。


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43: 沖縄・当銘のガジュマル

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認定番号 047
認定年度 平成16年度
樹種 ガジュマル
樹高 12m
幹周 18m
推定樹齢 300年
所在地 八重瀬町字当銘42
経度・緯度 26.1505380_127.702138
所有者
その他 ■町指定天然記念物■
「当銘のガジュマル」平成4年4月2日指定

旧東風平町の県道134号線近くにある「当銘のガジュマル」は樹高12m、樹齢300年と言われる巨木である。垂れ下がる多数の気根は地面に到達し、荘厳な景観をつくり出している。
 当樹木の下には拝所があり、地域の人々の信仰の対象となっている。また、ソントン(舜天王のこと。舜天王:琉球の歴史書に登場する王)御イベ居住地跡の囲いであるという故事も伝わっている。 なお、当樹木は町の天然記念物に指定されており、沖縄県環境保健部自然保護課(当時)実施の「巨樹・巨木林調査」において沖縄の巨木に選ばれている。


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44: 沖縄・世名城のガジュマル

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認定番号048
認定年度平成16年度
樹種ガジュマル
樹高10.3m
幹周23.5m
推定樹齢250年
所在地八重瀬町字世名城590
経度・緯度26.1413307_127.716343
所有者新垣 真安
その他■町指定天然記念物■
「世名城のガジュマル」平成4年4月2日指定

このガジュマルは那覇市の南方7Kmほどにある八重瀬町(旧東風平町)世名城(よなぐしく)にあっ て、樹齢250年、樹高10m、目通り幹周23.5m、と記されている、カジュマルとして日本最大 は言うまでもなく、2000年の環境省巨樹・巨木林調査に於いても全樹種中 全国第3位の巨木と して報告されたことのある超大物です。しかし、樹はざんばら立ちのため素直に単木とは捉え難く、超巨木 が持つ迫力にも欠けており、残念ながら私には一段格下の樹に見える。ガジュマルは熱帯・亜熱帯に 生きるクワ科イチジク属の常緑高木で、他の木の樹上で発芽し、気根を垂らす巨大な樹である。アコ ウに比べて葉が小型で葉柄が短く、果臥も小型で柄はほとんどない。雌雄同株。防風、防潮用のほか、 木陰樹としても利用される。

八重瀬町世名城にある報徳川近くに生育する当ガジュマルは地域のシンボルとして地元から親しまれている。垂れ下がる無数の気根が形作る23.5mの巨大な幹は、大人10人が手をつないでも取り巻けないほどの太さであり、見る人に圧倒的な存在感を与えている。 2000年の環境省巨樹・巨木林調査において、全樹種中で幹周り全国3位に値する(ガジュマルは幹の形状が特殊なため正式にはランキングに入っていない)。 地元のシンボルとなる当樹木は、その大きさと形状から地域住民だけ でなく訪れる観光客をも楽しませている。      
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45: 沖縄・渡名喜番所渡名喜小中学校跡のフクギ群

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認定番号 049
認定年度 平成16年度
樹種 フクギ
樹高 14m
幹周 1.7m
推定樹齢 200年以上
所在地 渡名喜村1935
経度・緯度 26.3699630_127.143965
所有者 渡名喜村
その他 ■村指定天然記念物■
「渡名喜番所、渡名喜小中学校跡のフクギ群」
平成4年3月29日指定

渡名喜島は台風被害を避けるため、路面より低い屋敷やフクギの垣根、白砂の道路といった独特の集落風景が残っている。その集落内にあって、琉球王朝時代、農耕地と番所の境界線になるように植えたという由来を持つ当樹木は、樹高14mのものを筆頭に9本からなるフクギ群として地域住民や観光客を楽しませている。また、隣り合う木の葉が重なり合っているため、離れた場所からみると、まるで1本の大きな樹木が枝を広げているようである。
 フクギは渡名喜村の村木でもあり、古の渡名喜島の風景を知っている当樹木は、この島の歴史を刻んだ貴重な樹木である。


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46: 沖縄・伊原間公民館のガジュマル

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認定番号 050
認定年度 平成16年度
樹種 ガジュマル
樹高 14m
幹周 4.5m(主幹2m)
推定樹齢 100~150年
所在地 石垣市伊原間40
経度・緯度 24.5091796_124.283019
所有者 伊原間公民館

当樹木の生育地には日露戦争時、ロシアのバルチク艦隊が日本本土に向かって航行している様子を宮古の漁師が発見し、その情報を伝えるため奮闘した勇姿を讃えた「久松五勇士の碑」が建てられ、観光地となっている。
 枝張りが東西30m、南北25mで地面と平行に広がる様は圧巻である。また、気根が幾重に絡み合い、太く丈夫な支柱根を形成する姿に畏敬の念を感じる。 樹下の広場はゲートボールに利用され、人々が集い、語り合う憩いと安らぎの場として親しまれている。
 また、市の巨樹・巨木として「緑の戸籍簿」に登載されている。


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47: 沖縄・古見のサキシマスオウノキ

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認定番号 051
認定年度 平成16年度
樹種 サキシマスオウノキ
樹高 11m
幹周 5.3m
推定樹齢 350年
所在地 竹富町字古見1078
経度・緯度 24.3123057_123.905138
所有者 竹富町
その他 ■国・県指定天然記念物■
「古見のサキシマスオウノキ群落」
昭和53年3月22日指定

当樹木は西表島東部を流れる前良川の河口付近に位置し、古見区の三離御嶽の拝所の一角に生育している。一帯にはサキシマスオウノキをはじめ、多数の湿性植物が自生している。
 古見区はかつて西表島の文化・経済・交通の要であり、藏元(役所)のすら所(造船所)が置かれていた。
サキシマスオウノキは材が堅くシロアリなどに強いことから、その板根を船の舵に用いていたと言われるほど地元の産業に欠かせない有用な樹種であった。

また、この古見地区南側の前良川河口右岸一帯、同御嶽の御嶽林である本群落が、国内最大の規模を誇っています。


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48: 沖縄・波照間島毛原崎のハマシタン

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認定番号 052
認定年度 平成16年度
樹種 ミズガンビ
樹高 3.5m
幹周 2m
推定樹齢 300年
所在地 竹富町字波照間毛原
経度・緯度 24.0563123_123.753733
所有者
その他 ■町指定天然記念物■
「浜シタン群落」昭和47年8月30日指定

当樹木は波照間島西海岸の隆起サンゴ礁石灰岩上に生育している。一帯は20本前後のミズガンピが群生している場所である。通常、ミズガンピは岩を這うように生えるが、当樹木のように直立した巨木は非常に珍しい。
 また、同樹種は地元で「スパンコッチ」とよばれ、水分が少なく生木のままでもよく燃え、火力が強く火持ちがよいことから、かつては燃料用の薪として用いられるなど、地域の人々の生活に欠かせない樹種であった。 台風や冬の北風が吹きすさぶ決してよくない環境にありながら300年余生育してきたその姿に力強い生命力を感じる。


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49: 沖縄・辺戸の蔡温松

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認定番号 053
認定年度 平成17年度
樹種 リュウキュウマツ
樹高 19m
幹周 4m
推定樹齢 150~300年
所在地 国頭村字辺戸
経度・緯度 26.8557230_128.262226
所有者 国頭村

蔡温(1682~1761)は、三司官(今でいう大臣で3人制)を25年も勤め、薩摩侵攻により疲弊した琉球において農業技術の改良や、植林を奨励して改革を押し進め、農林漁業に多くの業績を残した人物である。
 現在、辺戸地区で蔡温松と呼ばれている松群落は、その頃に植栽されたと思われ、樹齢300年という説や、現存するものは2世から3世で樹齢150年という説もある。
 当群落は、樹高19mのものを筆頭に15本、辺戸集落の東から北側に位置する道路沿いに生育し、地域のシンボルとして村民から愛さ れ、健全に保護されている。
 周囲には散策路や展望台も整備されている。


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50: 沖縄・喜如嘉のミフクラギとフクギ

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認定番号 054
認定年度 平成17年度
樹種 オキナワキョウチクトウフクギ
樹高 6m
幹周 1.3m
推定樹齢 75年以上
所在地 大宜味村喜如嘉  国道58号線沿い
経度・緯度 26.7058461_128.138115
所有者 国

沖縄本島の西海岸を走る国道58号線沿い、辺土名高等学校から喜如嘉区の間に生育する。
 仲良く寄り添うように立っているミフクラギとフクギは、目印としての標示木にもなり、県指定天然記念物である喜如嘉の板干瀬(いたびし)を背にした風物でもある。
地域では「夫婦木」や「友達の木」と呼ばれ親しまれている。

※板干瀬・・・いたびし。
熱帯から亜熱帯のサンゴ礁海岸に見られるビーチロックと呼ばれる岩で、昔の砂浜にあった砂粒が炭酸カルシウムで固められ、暑さ6~30mの板状の岩が何枚にも重なりあったもの。


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51: 沖縄・伊芸のガジュマル

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認定番号055
認定年度平成17年
樹種ガジュマル
樹高11m
幹周3.9m
推定樹齢300年
所在地金武町字伊芸33
経度・緯度26.4574070_127.879153
所有者伊芸区自治会


沖縄自動車道・金武ICで下りて国道329号線を西に向って2Kmほど走ると伊芸地区に入る。伊芸集落の中心部と思しき広場に立ち、存在感を示している大樹は樹齢300年、樹高11m、目通り幹周12mと記された「伊芸のガジュマル」と呼称される金武町指定天然記念物である。乾ききった広場という恵まれない環境にあるが、思いのほか樹冠は良く茂っている。個性的な姿をしたガジュマルだ。

 掲示板に・・・長い年月を生き続けるガジュマルは見事な気根を形成し、部落の歴史をその樹幹に刻み、部落の風致景観を創り、風水(フンシ)がじまるとして緑の潤いを与え、語らいの場を提供し、区民のシンボルとして親しまれている巨木である・・・このように記されていた。

金武町伊芸区の集落のほぼ中央、旧伊芸区事務所跡にガジュマルの巨木がある。同地は伊芸遺跡の分布地でもあり、かつては神あさぎがあった。
 戦前まで拝所のひとつで、旧盆などには村のノロ達が神酒を造り、村中の人々に配って飲ませた。
 町内の成熟木の中でも樹齢300年と言われる稀な名木で、「フンシ(風水)ガジュマル」と呼ばれている。この木の下で村芝居や綱引きなどの行事が行われてきた。
  現在は、ガジュマルのそばには伊芸の昔ばなしが詰まった民話カードが設置され、区民の憩いの場となっている。


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52: 沖縄・伊是名小学校のガジュマル

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認定番号 056
認定年度 平成17年度
樹種 ガジュマル
樹高 6m
幹周 2.3m
推定樹齢 74年以上
所在地 伊是名村字仲田1134
経度・緯度 26.9293322_127.941917
所有者 伊是名小学校

伊是名小学校のトラック内に生育するこのガジュマルは、昭和6年に現在地へ校舎を移した際、旧校地から移植されたと伝えられている。
校舎の建て替えや体育館の新築などで様変わりした校内で、児童は昔から変わらぬガジュマルの下を通り登下校するなど、憩いの場となっている。
 卒業生には思い出をよみがえらせる伊是名小学校のシンボルとなっている。


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53: 沖縄・古堅ウガンのフクギ

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認定番号 057
認定年度 平成17年度
樹種 フクギ
樹高 12m
幹周 2.8m
推定樹齢 300年
所在地 読谷村字古堅53-4
経度・緯度 26.3701014_127.753218
所有者 古堅区自治会

古堅のウガン(拝所)がフクギに囲まれるようにして存在している。
 この拝所の正面奥には古堅区の慰霊の塔、鎮守の神、池原之子(イチバルヌシー)の祠があり、雨乞い御嶽が祀られている。
 フクギは読谷村の村木であり、古堅ウガンのフクギは樹齢300年と推定されているが、植栽の由来について詳細はわかっていない。
 戦前はフクギが数多くあったが、太平洋戦争で沖縄本島上陸時激しい地上戦があった同区には、戦火を免れたフクギが14本残っている。


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54: 沖縄・渡慶次小学校のガジュマル

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認定番号 058
認定年度 平成17年度
樹種 ガジュマル
樹高 8m
幹周 5m
推定樹齢 100年
所在地 読谷村字瀬名波547
経度・緯度 26.4184611_127.728413
所有者 読谷村

渡慶次小学校の運動場の東側に生育し、根元は石やブロックで囲まれている。
 木陰は児童の遊び場となり、大きいガジュマルの学校、名物のガジュマルとして内外に広く知られている。
 明治37年頃に学校創立3周年記念木として各字の上級生が1人1本、合計6本植栽したものである。
 幹が地上1mから分岐し、枝葉を8.4m~9.7mも広げ、大きな緑陰を提供している。


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55: 沖縄・長浜のフクギ

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認定番号 059
認定年度 平成17年度
樹種 フクギ
樹高 9m
幹周 2.1m
推定樹齢 150年
所在地 読谷村字長浜
経度・緯度 26.4133201_127.7315969

民家の一角に生育し、周辺は閑静な住宅街で、近くには公民館の広場、拝所があり、数本のフクギが屋敷林として植栽され、家屋の保全・地域住民の安らぎの場の役割を持っている。
 去った大戦の戦火を免れ、村内に存在する樹木の代表として貴重な巨木である。


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56: 沖縄・具志頭のフクギ並木

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認定番号 060
認定年度 平成17年度
樹種 フクギ
樹高 13m
幹周 2.5m
推定樹齢 390年
所在地 八重瀬町字具志頭355-5
経度・緯度 26.1227407_127.743884

当フクギ並木は1613年に具志頭間切番所が設置されたときに植栽されたという言い伝えがある。
 現在は国道331号線沿いに71本、最も樹高の高いものは13m、幹周りは最も太いもので2.5mになる。個人の防風林だった並木を、道路整備のため国の所有となったが、並木を守りたいという地域住民の思いと美観を尊重した国の考えが一致し、フクギは守られ、現在も旧村役場前から北東へ約120mもフクギ並木が続いている。

 また、フクギ並木に散策道が完成したことをきっかけに「ぐしちゃん福の木通り会」が結成され、景観美化活動や各種イベントを行っている。


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57: 沖縄・ノロ殿内のガジュマル

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認定番号 061
認定年度 平成17年度
樹種 ガジュマル
樹高 9m
幹周 5m
推定樹齢 110年
所在地 南城市大里字大里488
経度・緯度 26.1852031_127.760964
所有者 大城 シズ

大里城址は、標高約150mの琉球石灰岩からなる丘陵台地にあり、北側から西側にかけての崖を利用した堅固な城壁を持つグスクである。
 ノロ殿内は、東側城壁のすぐ外側に位置していると思われ、歴代大里按司と神女(祝女)の位牌が祀られており、大里按司の末裔とも言わている。
 この西原祝女殿内にガジュマルの巨木が生育しており、樹勢は旺盛で、気根が垂れ下がる姿は神秘的である。
 また、毎年、公園内において「大里むーちー祭」が行われており、当ガジュマルも地域のシンボルとして大切にされている。


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58: 沖縄・照屋家のガジュマル

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認定番号 062
認定年度 平成17年度
樹種 ガジュマル
樹高 9m
幹周 6m
推定樹齢 110年
所在地 南城市大里字大城2366
経度・緯度 26.1757932_127.7568137
所有者 照屋義光

大城区内を横断している南風原~稲福線沿いに生育している。
 屋敷内のヒンプンの傍らにあり、庭の中央に植えられた巨木。所有者の祖父の代には既に植えられていたと伝えられている。
 根元はアスファルトで舗装され、気根も全て切断されているが、旺盛であり、所有者が定期的に剪定を行っているため樹冠は傘状に整っている。
 樹冠長は15mに達し、大里地区内に知られる名木である。


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59: 沖縄・兼城のクワディーサー

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認定番号 063
認定年度 平成17年度
樹種 コバテイシ
樹高 10m
幹周 3.8m
推定樹齢 250年
所在地 久米島町字兼城183
経度・緯度 26.3412221_126.754750
所有者 字兼城自治会

当コバテイシは字兼城の公民館にあり、公民館建設以前からあったと言われている。
 まっすぐに伸びた幹からは地上2mあたりから四方に枝が伸び、全体にバランスのとれた美しい樹形をしている。
 住宅地の中にあり、地域の人が集う場所にあることから、日常生活において、また地域の行事の際に緑陰を提供しており、地域の人々の心の中に息づく樹木となっている。


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60: 沖縄・儀間志良堂蔵のコバテイシ

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認定番号 064
認定年度 平成17年度
樹種 コバテイシ
樹高 10m
幹周 3.3m
推定樹齢 108年
所在地 久米島町字儀間139
経度・緯度 26.3343569_126.767452
所有者 久米島町
その他 ■町指定天然記念物■
「儀間志良堂蔵のコバテイシ」平成9年5月1日指定

字儀間集落の道路に挟まれた広場に生育している。
 四方に枝を伸ばし葉を茂らせ、緑陰を提供している。旧暦6月25日のウマチーの日には志良堂蔵角力大会が開催され、地域住民のコミュニケーションの場所を形成する樹木として、昔から愛されている。
 明治30年に宇久田安得氏が植樹したものを明治37年に現在の場所に移植したと記されており、歴史を語る古木である。


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61: 沖縄・南謝門(なんざじょー)のデイゴ

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認定番号 065
認定年度 平成17年度
樹種 デイゴ
樹高 13m
幹周 5.3m
推定樹齢 300年
所在地 久米島町字謝名堂1636
経度・緯度 26.3416259_126.811698
所有者 久米島町
その他 ■町指定天然記念物■
「南謝門のコバテイシとデイゴ」
昭和55年5月21日指定

当樹木は謝名堂地区の集落のはずれにある南謝門拝所にあり、樹高13m、幹周り5mをこえる大木である。
 旧暦6月26日には南謝門角力大会が行われ、地元の人に飛び入りの参加者も交え、この木の下で力自慢をしている。
 謝名堂地区の住民の憩いの場所として古くから愛されている樹木であり、隣に生育するコバテイシとともに平成9年に町指定の天然記念物となっている。


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62: 沖縄・御殿(ウルン)の木

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認定番号 066
認定年度 平成17年度
樹種 アカテツ
樹高 13m
幹周 4.7m
推定樹齢 400年
所在地 座間味村字阿嘉273
経度・緯度 26.1913204_127.281948
所有者 阿嘉区自治会
その他 ■村指定天然記念物■
「阿嘉御嶽のアカテツ」平成10年10月指定

当樹木は小中学校前の畑の中にあり、村の文化財に指定されている。樹高13mで、こんもりと茂った樹冠は円形で美しい。
 また、アカテツとしては県内最大のものと考えられており、学術的にも貴重である。
 昭和の初め頃まで行われていた「種子取り」祭りのときには、この木のそばに「御殿」(方言でウルン)と称する茅葺きの小屋を作っていた。
 今は畑仕事の合間に緑陰で休憩する地元の人の姿も見られる。
 現在も木の下にある拝所とともに大切にされ、地域のシンボルとなっている。


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63: 沖縄・モンパノキ

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認定番号 067
認定年度 平成17年度
樹種 モンパノキ
樹高 6m
幹周 1.9m
推定樹齢 80年
所在地 座間味村字慶留間57
経度・緯度 26.1771212_127.292540
所有者 慶留間区自治会

民家の中にあり、防風林として成長してきた。
 四方に枝を伸ばし葉を茂らせた樹冠は遠くから眺めると円形でバランスのとれた形をしている。
 モンパノキは耐潮風性が高く、海浜地でも生育できる。
 昔はミーカガン(糸満の海人・玉城保太郎氏が考案したといわれている)と呼ばれる水中メガネを作るための材料として重宝されてきた。
 四方を海に囲まれた本県においては、歴史を語る樹種として貴重な存在である。


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64: 沖縄・阿真のアカギ

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認定番号 068
認定年度 平成17年度
樹種 アカギ
樹高 15m
幹周 7.5m
推定樹齢 300年
所在地 座間味村字阿真1
経度・緯度 26.2284443_127.2951714
所有者 阿真区自治会

当樹木は民家の中にあり、根株から萌芽したもので、3本の幹が直立している。
 枝は四方に伸びて美しい樹形を形作っている。
 樹高15mもの樹木が民家の中にある例は珍しく、家主や地域住民に大切に保護されている様子がうかがえる。
 アカギは成長が早く、沖縄県では街路樹として利用されることが多い。


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65: 沖縄・トマイ御嶽のサキシマスオウノキ

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認定番号 069
認定年度 平成17年度
樹種 サキシマスオウノキ
樹高 10m
幹周 2.6m
推定樹齢 150年
所在地 宮古島市下地字與那嶺1092
経度・緯度 24.7466617_125.271096
所有者 与那覇自治会
その他 ■市指定天然記念物■
「トマイ御嶽の植物群落」昭和58年2月4日指定

当樹木は与那覇湾に突き出た「トマイ御嶽の植物群落」の中にある。
 この植物群落は市指定の天然記念物となっており、海抜ゼロメートルの林床は湾内へ流入する土壌の堆積によって肥大化し、発達した高木林を形成している。
 群落の特異な景観は宮古島唯一のものであると言われている。
この中にあって、板根を発達させた当樹木は存在感を際だたせている。
 トマイ御嶽では旧暦の9月、壬午の日から3日間、ンナフカ祭り(ンナフカ神は豊作をもたらしてくれる福の神)が行われる。
 このサキシマスオウノキも神聖な場所の樹木として畏敬の念をもって大切にされている。


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66: 沖縄・シランキー(名前の知らない木) シルギー、シラキー(樹皮が白い木)

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認定番号 070
認定年度 平成18年度
樹種 オガタマノキ
樹高 15m
幹周 3.2m
推定樹齢 200年以上
所在地 東村字有銘29-1
経度・緯度 26.6043497_128.120968
所有者 有銘区自治会
その他 ■村指定天然記念物■
「オガタマノキ」平成13年1月30日指定

有銘集落のウガン(拝所背後の神山)の傾斜地に生育し、集落の守り木、シンボルとして区民に崇められ大切にされている。
 周辺には高木が立ち並んでいるため、地元住民以外に知られたのはごく最近である。
 オガタマノキは「招霊(おきたま)の木」が転じたともいわれ、日本では古くから神社によく植えられる。
九州中南部から奄美・徳之島・沖縄・石垣・西表・与那国島の各島に分布する日本固有種である。
身近な貨幣である1円玉の裏の絵柄としても使われている。


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67: 沖縄・天底小学校のガジュマル

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認定番号 071
認定年度 平成18年度
樹種 ガジュマル
樹高 13m
幹周 10m
推定樹齢 160年
所在地 今帰仁村字天底420
経度・緯度 26.6734081_127.982761
所有者 今帰仁村

天底小学校の校庭にあり、悠々と広がる大木で、学校の象徴として在校生・卒業生から親しまれている。
明治38年(1905年)頃に移植されたと言われており、100年以上も天底小学校の児童を見守ってきた。
 大きく広く繁茂した枝葉がつくり出す緑陰は、子ども達の絶好の遊び場になっている。


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68: 沖縄・備瀬のフクギ並木

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認定番号 072
認定年度 平成18年度
樹種 フクギ
樹高 19m
幹周 2.45m
推定樹齢 300年
所在地
経度・緯度 26.7019107_127.882954
所有者 本部町字備瀬453付近

かつて沖縄では、まっすぐに育つことや、葉がびっしりと茂り幹が丈夫なことから集落を台風や海風から守る防風林として各地にフクギが植えられていた。
また、樹皮は沖縄の着物に欠かせない黄色の染料の材料としても使われている。
 本部半島にある備瀬集落に広がる当フクギ並木は沖縄本島では最大規模を誇り、集落全体のあらゆる道に、樹齢300年の木々が隙間なく立ち並んでいる。
その数は数千本に及ぶと言われ、深緑に包まれた備瀬の集落を歩いていると、昔の沖縄にタイムスリップしたような錯覚さえ起こさせる。
近年はマスコミなどにより当群落が有名になり、県内外から多くの観光客が訪れている。


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69: 沖縄・ガジマル

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認定番号 073
認定年度 平成18年度
樹種 ガジュマル
樹高 10m
幹周 4.2m
推定樹齢 40年
所在地 金武町字金武151
経度・緯度 26.4552496_127.924230
所有者 金武区自治会

当ガジュマルは金武公会堂前に生育し、広場では十五夜に観月会が行われ、獅子舞やミルクの伝統芸能などが演じられる。
 戦後に植栽された若い木であるが、金武区の伝統行事を見守り、区民に親しまれている樹木である。


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70: 沖縄・ニーバンガズィマール

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認定番号 074
認定年度 平成18年度
樹種 ガジュマル
樹高 15m
幹周 2m
推定樹齢 100年
所在地 伊江村字西江前194
経度・緯度 26.7151502_127.798773
所有者 宮城光一

太平洋戦争で、石川市(現うるま市石川)出身の佐次田秀順氏と宮崎県小林市出身の山口静雄氏の二人の日本兵は、敗戦を知らずに戦中、戦後の2年間(昭和20年4月~22年3月)、米軍の目を逃れて樹上生活を送ったガジュマルである。
 「ニーバンカズィマール」のニーバンとは、ガジュマルのある家の屋号である。
 屋敷林として、フクギと並ぶように生育している。


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71: 沖縄・仲田みやらびの遊びどころ

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認定番号 075
認定年度 平成18年度
樹種 ガジュマル
樹高 6m
幹周 2.6m
推定樹齢 200~300年
所在地 伊是名村字仲田144
経度・緯度 26.925094_127.9498418
所有者 仲田自治会

仲田区の中心にあり、「仲田はんたもの一本がじゅまるや、仲田みやらびの遊びどころ」と、子ども達が元気に木登りなどをして遊べるように、当時の住民が植栽したことが歌われている。
 どの集落にも樹木は多くあるが、朝夕の間に地域の人々が集まって話しをしたり、子ども達の遊び場として親しまれている貴重な木である。


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72: 沖縄・ガジュマル

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認定番号 076
認定年度 平成18年度
樹種 ガジュマル
樹高 6.7m
幹周 3.2m
推定樹齢 100年
所在地 伊是名村字諸見421
経度・緯度 26.9329976_127.950661
所有者 諸見自治会

樹木は諸見区の外周に生育する。周辺は植栽当初、当区の集会場で拝所となっていた。
 この場所を塩害から守るための防風林としてガジュマルの木が植栽されたと言われている。
 この場所は現在も区民の信仰の場所であり、敷地内には同等規模の樹木が左右に生育する。
 集落道路の整備で樹木周辺の外棚の造成が整えられたので、見違えた景観に様変わりした。
 また、このあたりは村の観光名所と隣接しているので、休日は地域の子ども達の遊び場としてにぎわい、親しまれている。


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73: 沖縄・ガジマン

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認定番号 077
認定年度 平成18年度
樹種 ガジュマル
樹高 10m
幹周 6.5m
推定樹齢 100年
所在地 粟国村字東447
経度・緯度 26.5823022_127.229404
所有者 粟国小中学校

粟国島では1945年4月1日の空襲で学校が焼け、校庭のガジュマルだけが残った。この木には「焼けずに残った戦前のガジュマル」と記された札が提げられている。また、不発弾の殻が枝にかけられ、授業の開始・終了を告げる鐘として使われている。

当樹木は現在の学校所在地に粟国尋常小学校が整備されて十数年後に植えられた。校庭にしっかりと根を張ったガジマンは、学校の様々な出来事を見守り、小中学校あわせて千名余の児童生徒を社会に送り出している。卒業生達は帰郷した際、学校を訪れて唯一残っているこのガジュマルを通して昔を偲ぶなど、貴重な樹木となっている。


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74: 沖縄・伊舎堂の3本ガジュマル

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認定番号 078
認定年度 平成18年度
樹種 ガジュマル
樹高 5m・6m・7m
幹周 2.4m・2.1m・2.9m
推定樹齢 60年
所在地 中城村字伊舎堂194
経度・緯度 26.2745957_127.801700
所有者 伊舎堂自治会
その他 ■村指定史跡■
「伊舎堂の3本ガジュマル」平成9年3月7日指定

伊舎堂の集落は、かつて中城城趾の近くにあり、現在の地に移住するときに最初に移り住んだ3組の夫婦が、無事に移住できたことを記念して植栽したと言われている。現存するガジュマルは戦後植え替えたもので、3代目であるが、3本仲良く並んでいる姿はとても印象的である。


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75: 沖縄・内間の大アカギ

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認定番号 079
認定年度 平成18年度
樹種 アカギ
樹高 18m
幹周 4.25m
推定樹齢 400年
所在地 浦添市内間3-28-12
経度・緯度 26.2366434_127.702430
所有者 内間自治会
その他 ■市指定天然記念物■
「内間の大アカギ」昭和56年3月2日指定

アカギは平安時代、朝廷への朝貢物として重宝され、位記の軸や太刀の柄、和琴の脚や櫛などに用いられていた。近代では防風樹としての役割、採種油圧搾器、精糖車台などに使用される有用材であったという。当樹木のしたに村の井戸があったため、内間の大アカギは「神木」とされ大切にされてきた。戦前の村の祭りではアカギの前で組棒を行ったという。また、戦災を免れて生き残った大樹のひとつであり、大切に保護していきたい古木である。


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76: 沖縄・ヤソルプソガイ゜ギー

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認定番号 080
認定年度 平成18年度
樹種 ガジュマル
樹高 18m
幹周 7.5m
推定樹齢 70年以上
所在地 宮古島市伊良部字伊良部19
経度・緯度 24.8177753_125.176345
所有者 宮古島市

当樹木が生育する場所は、幹線道路沿いの小さな御嶽(ダキフ井御嶽)にあり、地元の人々の御嶽として長年愛されてきた。『ヤソルプソガイ゜ギー』という名前は、「1反の広さに広がった木」という意味である。
約45年前の道路拡張に伴い、道路側にはみ出た枝を切り落としたため現在は1反の広さはないが、複雑に絡み合い支え合うガジュマルの奇妙さは変わらず威容を誇っている。


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77: 沖縄・土原拝所のあかぎ

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認定番号 081
認定年度 平成18年度
樹種 アカギ
樹高 12m
幹周 3.6m
推定樹齢 300年
所在地 多良間村字仲筋
経度・緯度 24.6704923_124.699013
所有者 仲筋字会
その他 ■県指定天然記念物■
「多良間島の土原御嶽の植物群落」
昭和49年12月26日指定

当樹木は多良間島の八月踊りの祭場にあり、300年にわたり島の伝統文化・芸能を見守っている。八月踊りは旧暦の8月に催され、起源は明らかになっていないが、「8月お願」、「皆納祝い」と称されることから、かなり古い歴史があると考えられている。1600年代に宮古、八重山に実施された納税制度によって苦しみを味わった人々は、旧暦の7月までに皆納し、旧暦8月には「8月お願」と称して納税の報告をし、さらに豊年を祈念することを年中行事とした。神前で奉納踊りをし、住民が共に喜び、納税の苦しみを慰めあったものと思われる。


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78: 沖縄・しゅれー拝所のあかぎ

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認定番号 082
認定年度 平成18年度
樹種 アカギ
樹高 10m
幹周 3.0m
推定樹齢 150年
所在地 多良間村字仲筋
経度・緯度 24.6693614_124.699260
所有者 仲筋字会
その他 ■村指定天然記念物■
「しゅれーうがん」昭和49年12月26日指定

このしゅれーうがんは、「スツウプナカ」(豊年祭)の「キダリ°の日」(三日目のおわり日)には祭事が行なわれ、字民の信仰も厚いウガンである。このうがんじょに、樹令200年のアカギがあり、人目をひいている。このような大木は、村落の周辺のある御嶽や拝所にしか見られないので特に目立っている。アカギの付近には、100年
余を超すフクギもあり、フクギを含めて天然記念物として貴重な存在である。また、しっかりと岩を抱いて立っており、人々の憩いの場所になっている。


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79: 沖縄・運城御嶽のふくぎ

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認定番号 083
認定年度 平成18年度
樹種 フクギ
樹高 8m
幹周 2.2m
推定樹齢 400年
所在地 多良間村字仲筋
経度・緯度 24.6732183_124.702280
所有者 仲筋字会
その他 ■県指定天然記念物■
「運城御嶽のフクギ群落」
昭和49年10月3日指定

本御嶽は、300年前に創始されたと伝えられ、入り口の鳥居を入ると幅2,3mの参道が約40mつづき御嶽内にはフクギの大木が多数生育しています。本御嶽は、多良間島潜在自然植生を思わせる植物相であり、成長のおそいフクギが多数生育し、学術的に貴重な御嶽植物群落です。
1年に8回行われる祭事、神事を見守り、聖域を保護している。


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80: 沖縄・ぴとうまた拝所のふくぎ

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認定番号 084
認定年度 平成18年度
樹種 フクギ
樹高 8m
幹周 2.2m
推定樹齢 300年
所在地 多良間村字塩川
経度・緯度 24.6700009_124.706979
所有者 塩川字会

どっしりと大地に立ち、多良間島の八月踊りの祭場にあり、三百年にわたり島の文化、伝統芸能を見守り続けている。


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81: 沖縄・普天間御嶽のやろう

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認定番号 085
認定年度 平成18年度
樹種 テリハボク
樹高 10m
幹周 2.1m
推定樹齢 200年
所在地 多良間村字塩川
経度・緯度 24.6488348_124.722397
所有者 塩川字会
その他 ■村指定天然記念物■
「普天間御嶽植物群落」昭和49年9月18日指定

島の東南に位置し、海岸植物として琉球蓮の葉桐やテリハボクのめだつ森の中に普天間御嶽がある。船守の神として祭られ船舶の航海安全、とりわけ旅立ちをする人々
が祈願をする。祭事を始めた年代は明らかではないが200年余以前からはじめられていると考えられる。昔、沖縄本島で権現を信仰した人が、航海中風波のために漂流し多良間島に流れついて助かった。自分が助かったのは、日頃信心している普天間権現のお加護だと海岸近くに祠を建て、権現を遙拝した。その後村人も旅紳として祭るようになった。


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82: 沖縄・伊部岳のオオウラジロガシ

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認定番号 086
認定年度 平成19年度
樹種 オキナワウラジロガシ
樹高 22m
幹周 6m
推定樹齢 300年以上
所在地 国頭村字安田  
経度・緯度 26.7603488_128.289692
所有者 国頭村

当樹木は伊部岳中腹部(国頭村有林)に生育し、県道70号線安田を入口とする登山道を約3km進んだところにある。首里城築城時代の献木にまつわる「国頭サバクイ」の歌にある築城材として利用された木の生き残りとの言い伝えがある。

※国頭サバクイ・・・くんじゃんさばくい。沖縄を代表する木遣り歌。サバクイとは地方役人の役職名。首里城の造営・改築
の際、国頭間切奥間後方のナゴー山で伐採した木材を運搬するときに歌った。琉球王国時代、国頭のカシの木は王府への貴重な献木であり、木を運ぶときの役人の心意気を歌ったものと言われる。


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83: 沖縄・仲田はんたもうのガジュマル並木

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認定番号 087
認定年度 平成19年度
樹種 ガジュマル
樹高 8m
幹周 4.1m
推定樹齢 150年以上
所在地 伊是名村字仲田135
経度・緯度 26.9245723_127.949776
所有者 仲田区自治会

このガジュマル並木の元で、豊年祭の行事が興り、昔と変わらず子ども達が遊び、農作業の労を癒す人々に安らぎの場を提供しており、地域全体に緑の恩恵を与えている。また、台風時は防風林として地域の安全を守り、人々に親しまれている。


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84: 沖縄・字嘉手納拝所の大ガジュマル

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認定番号 088
認定年度 平成19年度
樹種 ガジュマル
樹高 18m
幹周 8m
推定樹齢 234年
所在地 嘉手納町字嘉手納34
経度・緯度
所有者 字嘉手納共栄会
その他 ■町指定天然記念物■

字嘉手納拝所の大ガジュマルは嘉手納町に残る数少ない大木である。ガジュマルの周囲を所有者が買い取り、その一角に字の拝所が設けられ、ブロック塀で囲み保護している。昭和51年に嘉手納町の天然記念物に指定され、保護されている。
説明版には、この付近はかつてリュウキュウマツや雑木が生い茂る山で、この大ガジュマルは1890年代から現在の大きさだったと伝えられているとある。また、この一帯は琉球国旧記に記載されているナカムイという御嶽で、現在の祠は戦後建てられたものと言われている。


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85: 沖縄・西仲松の大アカギ

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認定番号 089
認定年度 平成19年度
樹種 アカギ
樹高 8m
幹周 4.5m
推定樹齢 268年
所在地 北中城村字島袋80
経度・緯度
所有者 比嘉善弘
その他 ■村指定天然記念物■

当樹木は島袋集落の小高い丘に生育しており、北中城村指定の名木1号に指定され、島袋区のシンボルとなっている。
周囲は裸地であるが、大アカギの樹勢は旺盛で、幹下部はコブ状となり独特の樹幹をしていて、オオタニワタリが着生している。


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86: 沖縄・普天間高校のパンノキ

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認定番号 090
認定年度 平成19年度
樹種 パンノキ
樹高 11m
幹周 3.3m
推定樹齢 100年以上
所在地 宜野湾市普天間1-24-1
経度・緯度 26.2915066_127.778275
所有者 沖縄県

現在普天間高校がある場所には、戦前、農事試験場があり多くの樹木が県内外から導入された。それから、試験場の移設の後、その跡地には普天間高校が設立されることになる。導入された樹木はそのまま普天間高校に引き継がれることになり、現在も他の導入樹木とともに高校敷地内にあり、生育は極めて良い。
校内に導入樹木がいくつか残る中で、一際大きいパンノキであり、ふたてに分かれた太い幹が空に向かって伸びる様は、まさに校内の大黒柱である。多くの在校生、卒業生の記憶に残る思い出の木としての存在感をもっている。
県内では、数少ない導入樹木の老木として普及啓発していきたい。


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87: 沖縄・首里金城の大アカギ

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認定番号091
認定年度平成19年度
樹種アカギ
樹高26.4m
幹周7.6m
推定樹齢200年
所在地那覇市首里金城町3丁目
経度・緯度
所有者那覇市
その他■国指定天然記念物■
「首里金城の大アカギ」昭和47年5月15日指定


首里城跡南面にある首里金城町は首里金城町の石畳(琉球王朝時代の武家屋敷地帯で幅4mほどに石を敷き詰めた長さ0.3Kmの舗装道路)で知られています。石畳道から少し離れた内金城嶽境内に現存する6本のアカギは、推定樹齢200~300年、樹高約20m、目通り幹周り4m以上ある樹で、地際の根張りの姿や枝張りなどに独特の迫力があり素晴らしい樹です。
アカギは琉球列島に分布するトウダイグサ科の半落葉高木で沖縄では普通に見られる樹木です。第二次世界大戦前までは首里城内及び城外周辺にもこのようなアカギの巨木が成育していましたが、戦争でほとんどが消失してしまい、このような巨木群が人里にみられるのはここだけだそうです。この地は拝所として保護されているほか、大アカギは国の天然記念物に指定されている。

アカギ
アカギはインド、東南アジア、中国、沖縄の熱帯から亜熱帯に分布するトウダイグサ科の半落葉高木。
1属1種。大きなものは直径1m、高さ30mに達する。大きな3出葉を互生し、葉柄や主脈は赤みを帯びる。花期は春。雌雄異株で、葉腋に淡黄色の小さな無弁の花が円錐花序をなしてつく。果実は球形で直径1~1.5cm、渋味があるが食べられる。また若葉も食べられる。材はビショップ・ウッド と商業上は呼ばれ、暗赤色の心材は堅くて重く、また湿気に強いので、家具や楽器などの美術材として、紫檀の代りに用いられる。ベトナムや沖縄では並木として植栽される。根や茎の樹皮、葉は薬用にされることがある。

首里金城の大アカギは、古の時からそこにあり、戦禍が厳しかった中を奇跡的に難を逃れ、今もこの場所にたたずむ大木である。当樹木は鬼餅伝説など歴史的に貴重な御嶽境内にあり、昭和47年の復帰の日に国指定天然記念物に指定され、保護が図られている。金城町は、那覇市の中でも歴史的遺産が数多く残されており、周囲22haは景観形成地域として指定され、歴史的町並みの保全を図っている。様々な言い伝えのある御嶽もあり、歴史を学ぶのに適した場所である。 


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88: 沖縄・城岳のガジュマル

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認定番号092
認定年度平成19年度
樹種ガジュマル
樹高17.6m
幹周5.5m
推定樹齢100年
所在地那覇市楚辺1-13
経度・緯度26.2063543_127.684513
所有者那覇市


城岳小学校北西にある三叉路の歩道に立っている素晴らしい姿をしたガジュマルを見つけました。 密に絡み合って単幹を思わせるような樹幹は背が高く、枝垂れ落ちるような気根にも風情があります。 樹下に馬のオブジェが置かれていて、説明板がありました。この地は、かって古波蔵馬場(クハングウ  ンマウィー)と呼ばれ、古波蔵村が近郷の村と宮古馬を使って馬勝負をしていた場所で、この馬の オブジェは当時の写真を元に実物大に作られたものだという。けっこう交通量の多い三叉路という厳 しい立地の中に残されたこの美型のガジュマルは、数十年にわたってこの場所で地域の人たちと共に 生き、愛されてきた大切な樹である。依って那覇市はこの樹を景観資源としての保全木としています。

城岳のガジュマルは、市道城岳小学校北側線(通称:城岳馬場通り)に位置し、戦前から民家にあったもので、道路拡張工事の際に切られるところを道路線形の変更により、地域のシンボルとして活かされるようになった。現在、街路樹として保護されている。
 かつてこの場所は古波蔵馬場と呼ばれ、月に1回競馬が行われていた。馬のモニュメントと馬場の説明版が設置されている。ガジュマルの周囲は住宅や学校が密集しており、市街地でひときわ目立つ存在となっている。樹幹はほぼ通直で、枝を大きく広げ、見事な緑陰をつくり、地域の人々に親しまれている。 
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89: 沖縄・高良公園のガジュマル

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認定番号 093
認定年度 平成19年度
樹種 ガジュマル
樹高 8.9m
幹周 3.9m
推定樹齢 150年
所在地 那覇市高良1丁目
経度・緯度 26.1864992_127.660603
所有者 那覇市

当樹木は、高良公園内の高良御嶽の御願所の前庭にあたる場所に生育し、戦前に宇栄原集落から高良御嶽へ移植された木である。高良に住む人々が総出で運び出したと言われ、昔から親しまれている大木である。樹幹は根元から数本に分かれ、上方に大きく展開し、円錐状の樹冠を形成している。ガジュマル特有の気根が少ないが、子ども達の遊び場として親しまれている。


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90: 沖縄・トックリキワタ天野株

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認定番号 094
認定年度 平成19年度
樹種 トックリキワタ
樹高 5.5m
幹周 2.4m
推定樹齢 43年
所在地 那覇市おもろまち4-1
経度・緯度 26.2241044_127.698028
所有者 那覇市

トックリキワタ天野株は、沖縄県緑化推進委員会元理事長の故天野鉄夫氏が昭和39年10月3日にボリビアから持ち帰り、種から育てたもので、沖縄のトックリキワタのルーツと言われている。11月の花期にはピンク色の花をいっぱいに咲かせる。所有者の住宅建て替えに伴い、おもろまち駅前に移植された。トックリキワタは、「南米桜」として多くの人々に親しまれており、特にこの「天野株」はトックリキワタの導入樹木として大変貴重と判断され、大切に保護したい樹木である。


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91: 沖縄・嘉数公民館のガジュマル

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認定番号 095
認定年度 平成19年度
樹種 ガジュマル
樹高 8m
幹周 6.7m
推定樹齢 80年以上
所在地 豊見城市嘉数1-1
経度・緯度 26.1891836_127.698062
所有者 嘉数公民館

豊見城市の北東部に位置し、小高い丘の上にあり、東に那覇、南部を一望できる長嶺城址、西に豊見城城址・漫湖公園・遠くは慶良間まで見渡せる嘉数バンタがあり、自然環境に恵まれたところである。また、
高台にありながら湧き水が流れ、昔から現在まで区民の拝所として大切にされてきた場所で、その一角に「嘉数公民館のガジュマル」が生育している。このガジュマルは戦前・戦後を通し嘉数区民を見守っている。気根は切られ、主幹の下部には空洞が見られるが、樹勢は旺盛で美しい樹冠をしている。


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92: 沖縄・糸満小学校校庭ガジュマル(マンモス)

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認定番号 096
認定年度 平成19年度
樹種 ガジュマル
樹高 10m
幹周 4.4m  
推定樹齢 150年以上
所在地 糸満市字糸満673
経度・緯度 26.1309833_127.674494
所有者 糸満市

糸満小学校の校庭ガジュマルは、戦前から小学校の顔として大切にされてきており、現在も愛称「マンモス」として命名され、児童に親樹冠は大きく広がり、約180㎡の緑陰を形成し、風格ある形をしている。


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93: 沖縄・南山城址緑陰のガジュマル

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認定番号 097
認定年度 平成19年度
樹種 ガジュマル
樹高 10m
幹周 8.4m
推定樹齢 100年以上
所在地 糸満市字大里1901
経度・緯度 26.1272209_127.689899
所有者 糸満市

南山城は1400年代頃の三山分立時代に栄えていたグスクで、歴代の南山王の居城として栄華を誇ったとされる。現在は城跡の石垣と拝所を残すのみとなり、跡地に小学校が建てられた。当ガジュマルの緑陰が素晴らしく、地域の憩いの場、学校の環境学習の場として地域から大切にされている。


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94: 沖縄・ナカヌトゥンのデイゴ

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認定番号 098
認定年度 平成19年度
樹種 デイゴ
樹高 8m
幹周 3.3m
推定樹齢 100年以上
所在地 糸満市字喜屋武(喜屋武公園)
経度・緯度 26.0924085_127.665239
所有者 糸満市

喜屋武公園ナカヌトゥンのデイゴがあるナカヌトゥンは、地元の御嶽で信仰の地である。戦前、御嶽は村芝居会場として活用され、この2本のデイゴを中心に舞台を作り、地域の伝統文化を保存した。現在も各種イベントの際には会場として利用され、このデイゴは地域住民に親しまれ、御嶽になくてはならない貴重な木である。
沖縄戦終焉の地で、焼け野原の中、偶然に2本揃って生き残った。樹形はいずれも変化にとんだ大枝が傘状に展開し、御嶽の巨木・古木として風格ある形をしている。


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95: 沖縄・塩屋の松並木

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認定番号 099
認定年度 平成19年度
樹種 リュウキュウマツ
樹高
幹周
推定樹齢 87年
所在地 南大東村字池之沢421-5
経度・緯度 25.8307315_131.219404
所有者 南大東村

琉歌で「塩屋松並ぬ 枝持ちぬ美らさ 島の美童ぬ 身持ち美らさ」と歌われたこの塩屋の松並木は、大正9年(1920年)当時の大東製糖所長 江崎龍雄氏が植林10ヶ年計画を立案して50万本もの植樹を完了させた功績の一部であり、風致林として高く評価されている。フロンティアロードパークとして観光ガイドブックなどに掲載され、南大東村の観光地となっている。


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96: 沖縄・大東神社のビロウ群落

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認定番号 100
認定年度 平成19年度
樹種 ビロウ
樹高 9m
幹周 0.7m
推定樹齢 87年
所在地 南大東村池之沢234
経度・緯度 25.8424466_131.226518
所有者 南大東村

大東神社のビロウ群落は、南大東島がまだ無人島であった頃からそびえ立つ大群落である。大東諸島は1900年から八丈島の開拓団により開拓が始まった。八丈島からの移住者は民間信仰の根強い島であったことから、住民の信仰心は厚く、開拓着手後まもなく神社が建てられた。この大東神社は大神宮とも呼ばれ、参拝者も多い。毎年9月には例祭日として神輿(かみおこし)、山車(だし)、仮装行列、相撲、演劇などの奉納行事が行われ、村の最大行事である。


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97: 沖縄・中野のビロウ林

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認定番号 101
認定年度 平成19年度
樹種 ビロウ
樹高 8~12m
幹周 0.7~0.8m
推定樹齢 200年
所在地 北大東村字中野
経度・緯度 25.9439561_131.299747
所有者 北大東村
その他 ■村指定天然記念物■

南大東島と同じく、北大東島も八丈島の開拓団により開拓(北大東島は1903年に開拓着手)されたが、無人島時代から生育している天然のビロウ群落で、推定樹齢は200年とされている。
ダイトウビロウは沖縄本島のビロウより樹高が高く、開拓時代は良質の建材として村外に移出されていた。中野のビロウ林は当時はまだ小さく、建材として利用できなかったため、伐採をまぬがれて現在に至っている。樹形はそれぞれ通直にそろい、見事な美林を形成している。
北大東村では当群落を昭和51年に村の天然記念物に指定し、大切に保護管理している。


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98: 沖縄・ビロウ群落(クバ・グソーバンタ)

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認定番号 102
認定年度 平成19年度
樹種 ビロウ
樹高 5m
幹周 0.8m
推定樹齢 120年
所在地 渡嘉敷村字阿波連194
経度・緯度 26.1717966_127.342494
所有者 渡嘉敷村

渡嘉敷村字阿波連の青少年旅行村キャンプ場に生育している当ビロウ群落は、多様な樹形で230本の群落を形成し、島では昔からグソーバンタのクバと知られている。現在、このビロウ群落は渡嘉敷村の観光パンフレットなどにも掲載され、島民はもとより観光で訪れる多くの人々に親しまれている。


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99: 沖縄・ういねーつづのフクギ

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認定番号 103
認定年度 平成19年度
樹種 フクギ
樹高 12m
幹周 2.2m
推定樹齢 350年
所在地 多良間村字仲筋
経度・緯度 24.6709174_124.698461
所有者 仲筋字会
その他 ■県指定天然記念物■

「ういねーつづのフクギ」は、地域の信仰の場である土原拝所に生育しており、枝ぶりも良く道行く人々の目をひいている。拝所一帯は島の 英雄である土原豊見親の生誕の地であると伝えられている。


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100: 沖縄・水納島のうぷやろー

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認定番号 104
認定年度 平成19年度
樹種 テリハボク
樹高 15m
幹周 2.4m
推定樹齢 200年
所在地 多良間村字水納
経度・緯度
所有者 水納字会

水納島の北側にあり、樹高15mの見事なテリハボクである。放牧地の中に生育し、地域の中でも特に立派な巨木であり、島外から来た人の目をひいている。


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101: 沖縄・水納御嶽のフクギ

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認定番号 105
認定年度 平成19年度
樹種 フクギ
樹高 12m
幹周 1.7m
推定樹齢 300年
所在地 多良間村字水納
経度・緯度 24.7539361_124.703289
所有者 水納字会
その他 ■村指定文化財■

水納島の水納御嶽に生育し、年に数回行われる祭事、神事を見守り、聖域を保護している。水納御嶽は水納集落の北方の小高い丘にあり、15世紀後半に水納島を統治したミンナペーユヌスを祭る。島のすべての年中行事の中心で、島の繁栄や航海安全などを祈る拝所。


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102: 沖縄・宮城区のデイゴ

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認定番号 106
認定年度 平成23年度
樹種 デイゴ
樹高 5.0m
幹周 2.1m
推定樹齢 27年
所在地 大宜味村 字 宮城 地内
経度・緯度 26.6661590_128.103828
所有者 大宜味村

当該樹木は、大宜味村の「赤橋」と呼ばれ有名な塩屋大橋の架かる宮城島に生育する。
 大宜味村営宮城団地の完成後の昭和58年に、同用地駐車場内に挿木で植栽され、現在では樹高5.0m、幹周2.1mに生長し、地上80㎝から分岐し三方に枝を拡げており、枝張りは15mと均整のとれた樹形となっている。 デイゴの開花は沖縄の「うりずん」の到来を告げる風物であるが、当該デイゴも開花期には枝々に深紅の花を満開に咲かせることから地域や県民からの認知度も高く、また、国道58号沿いに生育することから、花の時期には多くの人々が訪れている。

 容姿端麗なデイゴは、風景写真や記念撮影、風景画の被写体としても有名である。


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103: 沖縄・砂川神社のイスノキ

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認定番号 107
認定年度 平成23年度
樹種 イスノキ
樹高 6m
幹周 1.2, 2.6m
推定樹齢 100年以上
所在地 宮古島市城辺 字 砂川
経度・緯度 24.7327451_125.353939
所有者 砂川区長

当該樹木は、宮古島市城辺の砂川集落にある「砂川(うるか)神社」の境内に生育している。
 当神社では、旧暦の8月15日、十五夜の満月の日に、宮古全域に古くから引き継がれてきた野外の集団円陣舞踊であるクイチャーや二百年前から集落に伝わる伝統の獅子舞が神社に奉納され、五穀豊穣を祈願する豊年祭が行われている。また、旧暦3月3日には海の神に感謝して魚を奉る祭事等も行われている。
 当該イスノキは、このような由緒ある神社に鎮座する樹木として、長年の間地域住民から崇められている樹木である。
また、同イスノキは区による管理や地域の老人クラブによる定期的な清掃活動等、地域の貴重な樹木として、大切に保護・管理されている。


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104: 沖縄・友利のデイゴ

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認定番号 108
認定年度 平成23年度
樹種 デイゴ
樹高 9m
幹周 6.4m
推定樹齢 100年以上
所在地 宮古島市城辺字友利本島605-4
経度・緯度 24.7258067_125.362308
所有者 宮古島市

当該樹木は、宮古島市城辺友利の御嶽に隣接する地に生育している。
デイゴの周辺の土地は、地元住民の憩いの場となっており、宮古一周道路に面し、インギャーマリンガーデンの近くにあることから、人目に触れる場所にある。
 当該樹木は、幹周りが6.4m、直径2mと太く、宮古島内では最大級のデイゴと思われる。
 その巨大な姿から樹木の生命力を感じさせ、力強く拡がる枝の緑陰は、道行く人々に一服の休息と清涼感を与えてくれる。


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105: 沖縄・白保小学校のオオバコウ

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認定番号 109
認定年度 平成23年度
樹種 オオバコウ
樹高 8.05m
幹周 3.56m
推定樹齢 100年以上
所在地 石垣市字白保73-1
経度・緯度 24.3543608_124.2389893
所有者 石垣市

白保小学校は、明治23年に簡易小学校として設置された、創立121周年の歴史と伝統を持つ学校である。
同校内には、「アコウ」「ガジュマル」「デイゴ」の三本の巨樹が並立して生育しており、地域では通称「三本木」と呼び親しんでいる。
 当該樹木は、去った大戦前から生育する三本木のひとつとして、子供達の成長とともに生育し、幹周りは3.56m(直径1.1m)と太く、枝は傘状に拡がり、その樹形は均整がとれている。
 当該アコウは、長く校内に生育し、これまでに巣立った数多くの子供達を見送り、今も遊び場や憩いを提供し続け、子供達に健やかな成長を見守り続けている。

 白保小学校は、年中花と緑のある学校として、平成12年に全日本学校関係緑化コンクール準特選に選ばれており、このような緑化環境の中、当該オオバアコウは、適切に管理がなされ、小学校のシンボルとして、大切にされ続けている。


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106: 沖縄・白保小学校のガジュマル

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認定番号 110
認定年度 平成23年度
樹種 ガジュマル
樹高 9.25m
幹周 3.55m
推定樹齢 100年以上
所在地 石垣市字白保73-1
経度・緯度 24.3537158_124.239760
所有者 石垣市

白保小学校は、明治23年に簡易小学校として設置された、創立121周年の歴史と伝統を持つ学校である。
 同校内には、「アコウ」「ガジュマル」「デイゴ」の三本の巨樹が並立して生育しており、地域では通称「三本木」と呼び親しんでいる。
 当該樹木は、去った大戦前から生育する三本木のひとつとして、子供達の成長とともに生育し、幹周りは3.55m(直径1.1m)と太く、枝は四方に拡がり、その樹形は均整がとれている。
 当該ガジュマルは、長く校内に生育し、これまでに巣立った数多くの子供達を見送り、今も遊び場や憩いを提供し続け、子供達に健やかな成長を見守り続けている。

 白保小学校は、年中花と緑のある学校として、平成12年に全日本学校関係緑化コンクール準特選に選ばれており、このような緑化環境の中、当該ガジュマルは、適切に管理がなされ、小学校のシンボルとして、大切にされ続けている。


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107: 沖縄・白保小学校のデイゴ

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認定番号 111
認定年度 平成23年度
樹種 デイゴ
樹高 9.25m
幹周 3.64m
推定樹齢 100年以上
所在地 石垣市字白保73-1
経度・緯度 24.3537158_124.239760
所有者 石垣市

白保小学校は、明治23年に簡易小学校として設置された、創立121周年の歴史と伝統を持つ学校である。
 同校内には、「アコウ」「ガジュマル」「デイゴ」の三本の巨樹が並立して生育しており、地域では通称「三本木」と呼び親しんでいる。
 当該樹木は、去った大戦前から生育する三本木のひとつとして、子供達の成長とともに生育し、幹周りは3.64m(直径1.1m)と太く、枝は四方に拡がり、その樹形は均整がとれている。
 当該デイゴは、長く校内に生育し、これまでに巣立った数多くの子供達を見送り、今も遊び場や憩いを提供し続け、子供達に健やかな成長を見守り続けている。

 白保小学校は、年中花と緑のある学校として、平成12年に全日本学校関係緑化コンクール準特選に選ばれており、このような緑化環境の中、当該デイゴは、適切に管理がなされ、小学校のシンボルとして、大切にされ続けている。


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108: 沖縄・安慶名城(あげなじょう)跡のデイゴ

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所在地 沖縄県うるま市安慶名
樹 種 デイゴ
指 定  
幹 周 5.0m
樹 高 9m


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109: 沖縄・久志観音堂のガジュマル

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所在地 沖縄県名護市久志
樹 種 ガジュマル
指 定  
幹 周 10m
樹 高  


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110: 沖縄・屋我地(やがじ)小学校のアコウ

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所在地 沖縄県名護市饒平名159
樹 種 アコウ
指 定 市指定天然記念物
幹 周 4.5m
樹 高 9.5m


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111: 沖縄・屋部小学校のディゴ

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沖縄自動車道、許田ICから国道58号線を7Kmほど走って名護の中心街を抜けると21世紀の 森公園名護野球場がある。ここで国道58号線は右折するが、そのまま直進して国道449に入る。 約2Km先で屋部川を渡った直後の右手に屋部小学校がある。校庭の南側に生育している数本の ディゴの中に目だって大きな2本の木がある。樹齢は屋部小の創立と同じとして110年、樹高 9.5m、目通り幹周り3.4m、枝振りは長いところで14m位いはある。樹下には運動用具 が置かれ、独特の屈曲を持つ枝もまた子供たちの遊具となっている。この木は環境の変化による ものか最近は花付きが少なくなっている。
ディゴ(梯姑)初夏を迎えると、真紅の花を咲き誇るディゴは、マメ科の落葉高木でインド原産、熱帯各地に植栽さ れ沖縄では特に学校、公園などの公共施設の緑化木として多く植栽されています。初夏の青空を背景 に映える真紅の花はオオゴチョウ、サンダンカとともに琉球の三大名花といわれ、ディゴは県を象徴 する花として、昭和42年に沖縄県花に指定されています。
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