認定番号 | 055 |
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認定年度 | 平成17年 |
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樹種 | ガジュマル |
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樹高 | 11m |
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幹周 | 3.9m |
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推定樹齢 | 300年 |
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所在地 | 金武町字伊芸33 |
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経度・緯度 | 26.4574070_127.879153 |
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所有者 | 伊芸区自治会 |
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沖縄自動車道・金武ICで下りて国道329号線を西に向って2Kmほど走ると伊芸地区に入る。伊芸集落の中心部と思しき広場に立ち、存在感を示している大樹は樹齢300年、樹高11m、目通り幹周12mと記された「伊芸のガジュマル」と呼称される金武町指定天然記念物である。乾ききった広場という恵まれない環境にあるが、思いのほか樹冠は良く茂っている。個性的な姿をしたガジュマルだ。
掲示板に・・・長い年月を生き続けるガジュマルは見事な気根を形成し、部落の歴史をその樹幹に刻み、部落の風致景観を創り、風水(フンシ)がじまるとして緑の潤いを与え、語らいの場を提供し、区民のシンボルとして親しまれている巨木である・・・このように記されていた。
金武町伊芸区の集落のほぼ中央、旧伊芸区事務所跡にガジュマルの巨木がある。同地は伊芸遺跡の分布地でもあり、かつては神あさぎがあった。
戦前まで拝所のひとつで、旧盆などには村のノロ達が神酒を造り、村中の人々に配って飲ませた。
町内の成熟木の中でも樹齢300年と言われる稀な名木で、「フンシ(風水)ガジュマル」と呼ばれている。この木の下で村芝居や綱引きなどの行事が行われてきた。
現在は、ガジュマルのそばには伊芸の昔ばなしが詰まった民話カードが設置され、区民の憩いの場となっている。